Ponta,TheS,tory
~30年後のぽん太~
「熊力士、熊ノ富士からブートルズ軍団の七衛門へ!!」
(第四幕)
「ドグァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッッ!!!」
どん兵衛大佐
「殺ったな・・・
あっけたいもんだ・・・・」
リンクル
「爆風の炎が散りゆく命の儚さを物語ってるわ♪
今夜のワインは格別に美味しいわよ♪」
ケイト
「美味しいワインも、ステキな彼が居なきゃ話にならないけどね・・・」
金太
「がーーーーっはっはっはっはっは!!
なぁ~んだ!奴ら口ほどにもないじゃんかよっ!!
まったく拍子抜けしたぜっ!俺様の出る幕すら無かったな!!!」
ハッタリ
「金太は立ちションしに行ってただけで
、全く出番無しなんだな!
ま…、奴らも苦しむ間もなく地獄に行けたのだから良かったでござるよ…」
どん兵衛大佐
「ふ・・・くっく・・・・
くっくっくっくっくっくっく・・・
ぐわぁーーーはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!
ざまぁーーー見ろっ!!ぽん太にブートルズ軍団めっ!!
世界最強とかほざいて調子にのってるからこんな目に遭うのだっ!!!
ぽん太無き今、PontaGraphicsは間もなく崩壊するであろう!
これからは月夜狸会が新時代を築き上げるのだ!!」
そして・・・
本物の世界最強は、我が新鮮組にあり!!
どん兵衛大佐
「ワシが新鮮組のボス、どん兵衛大佐48歳だ!
3年前、ブートルズ軍団を襲撃、奴らの一員によって身体を半分に切られ、瀕死の重傷を負ったが、リンクル・ケイト兄弟の高度な科学医療術により、サイボーグとして蘇ったぞ!!」
ハッタリ
「拙者が2番隊員の、サラリーマン忍者、ハッタリくんでござる!
公務員勤務の35歳、高給で夏と冬にボーナスありの係長、年収はなんと1000万円のエリート・サラリーマン!!!
良くできた妻とふたりの可愛い息子に恵まれ、家では良パパだと近所で好評判!
両親に買って貰った新築マイホームで何不自由なくホクホク暮らしているでござるよ、身体検査では毎年異状なしの健康体で、毎日が本当に充実している幸せの勝ち組忍者なんだな!」
金太
「3番隊員の俺様はとんでもなく強くて力持ちなスーパーマン、珍賃金太マン!30歳だ!
名前の通り、俺は常にチ○チ○がビンビンに勃っている元気グングン体質だ!
ヒーロースーツに赤いパンツがカッコいいだろ~!!
だけど怒ると恐いんだぞぉ~~!!
好きな食べ物はナマズ!!
ライバルはドラゴン・タイガー龍虎だ!がーーーーっはっはっはっはっは!」
リンクル
「ケイトとは双子のオカマ兄弟なの、あたしが生まれた順で兄になるわ
いつも男の奪い合いで兄弟喧嘩になるのよね~・・・、男の趣味が同じなの…
こう見えても、科学医療、技術、メカを造る博士でもあるの、まぁ…才能ね
最近は30歳後半って言われるけど、実はもう45歳なの…大佐と大差ないわね、あ、今の駄洒落は無視していいわ失礼ね、親父ギャグじゃなくってよ
まぁ、お肌のケアは常に怠らないから若く見られて当然ね!」
ケイト
「リンクルったら・・・これじゃまるでガールズトークじゃない・・!
あ・・次あたしの番ね、ウフン…惚れちゃダメよ・・・
リンクルの弟ケイトよ、ヨロピクゥ~♪
あ、古いって?ハンッ!あなたって、いちいち細かいわね~!
あたし、双子揃ってオカマとして生まれてくる事、それは奇跡だと思うの
お○ぎとピー○だって、そうでしょ?
オカマはね、普通の男よりも繊細でナイーブ、傷つきやすい生き物なの…
だけど、普通では考えられないような思考回路を持っているの、だからオカマは多才な持ち主が多いでしょ?これは世界で実証済みなの!
(あんた!ちょっと長いわよ!リンクル)
うるさいわね!あんただって長かったでしょっ!?
まぁ…オカマって…そんなわけよ、リンクルと同じ顔してるけど、色が違うのよ!色が!
間違っちゃダメよ!あたしの方が超絶可愛いんだからっ!
深夜、流れ星を探しながら、白馬に乗った王子様が来てくれるのをずっと待っている、乙女座のケイト、だから年齢は秘密よ、あ!もう歳はバレちゃってるわね・・・」
どん兵衛大佐
「えぇーーーーいっ!長ぁぁーーーーいっ!!
はぁっ・・!はぁっ・・・・!!
そして!これが我が新鮮組の切り札!
アーノルド・マグナムだ!!」
アーノルド・マグナム
「ウゴ…ウゴ・ルーガ・・・」
みんな揃って・・・!!
月夜狸会の特選部隊・・!
「新鮮組」だっっ!!
リンクル
「さ、どん兵衛大佐!
ぽん太とブートルズ軍団は消滅して粉々になったわ、そろそろ本部に帰りましょ!
早くぽんぽこ将軍に報告して、あたしたち新鮮組の手柄による報酬を頂かないとね!」
ケイト
「ブートルズ軍団の情報を提供してくれた、Chinaオーシャン・フーズグループの、ポポロンとかいうガキにも報告しておかないと、奴らを始末したんだから大金頂かなきゃ!」
どん兵衛大佐
「まてまてまて!まだ仕事が残っておるぞ!
ぽんぽこ将軍の愛息子、若様が行方不明だ!今から草の根を分けてでも捜索開始する!」
金太
「あぁぁあっ!!そうだった!
俺様の愛しのぽん助ちゃんがぁぁあ!」
リンクル
「やだ!この子ったら!ショタよ!変態だわ!」
ケイト
「その容姿でショタなんて・・この世に金ちゃんだけである事を願うわ…」
ハッタリ
「ぽん助でござるな、ぽんぽこ将軍は、ちょっと息子を甘やかしすぎなんだな、愛娘のマリ子姫もPontaGraphicsの総本部に監禁されているでござる、
ぽん太とブートルズ軍団が消滅した今、楽勝で救出できるんだな!」
どん兵衛大佐
「息子に甘いのは、ハッタリ・・
お前も同じ事であろう・・」
ハッタリ
「せ・・拙者は父親としての役目を果たしているだけなんだな!
常に息子と向き合い、お風呂に入るのも一緒、寝る時も一緒、御飯を食べるのも一緒、悩んでいたりグスグス泣いてたりしたら、すぐに駆け寄り優しく抱きしめて頭をなでなでしながら慰める…
休日の朝は息子とキャッチボール、これが一番父親と息子のスキンシップだから、絶対に忘れてはいけなんだな!
拙者は息子達が安心して暮らせるように、父親として命を掛けて息子を見守っているのでござるよ…!」
どん兵衛大佐
「ふ・・・お前の方が、全く持って過保護丸出しだな・・・
そう言ってられるのも・・
息子達が中学に上がるまでだと思え・・・」
リンクル
「…ったく!めんどくさいわねぇ~~・・・ぽんぽこ将軍も、自分の子供くらい自分でどうにか出来ないのかしら・・」
ケイト
「全く同意よ!父親失格だわ!
あたしたち新鮮組はね、余所様の子供の面倒まで見てあげられる程、暇じゃないのよ…!」
金太
「あぁぁあーーーー!!俺の可愛いぽん助ちゃぁぁああん!!
きっとどこかで泣いている!見つけたらよしよしして抱きしめて頬ずりして舐め・・・」
どん兵衛大佐
「やっかましいっ!!この変態金太マン!!幼くて純粋な若様に、もしも性的なわいせつ行為をしやがったら即刻退団だっ!!」
ハッタリ
「どん兵衛大佐、変態のショタコン金太は放っといて、先ずは…ぽこぽか将軍に、ぽん太とブートルズ軍団が消滅した事を報告するでござ・・・・・」
「ズキューーーーー・・・ン!!!」
新鮮組全員
「!!!!!」
どん兵衛大佐
「・・・なんだ!?」
リンクル
「・・・この銃声!!」
ケイト
「ちっ・・・!奴ら・・・」
ハッタリ
「生きていたでござる!!!」
金太
「・・ど・どこにいるんじゃ!!!」
ぽん太
「まったく貴様らといったら・・・・
おめでたい連中だ・・・
この世界最強ブートルズ軍団を率いる、ぽん太様が・・・
あれぐらいのショボい砲撃でやられるわけがなかろう・・・
マ・ヌ・ケめ♪」
どん兵衛大佐
「ぐ・・・!ぐ・・・・!!
ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬ・・・!!!
うぉんのぉれぇえ~~~・・・・!!!
ぽん太め・・・!!生きておったか・・・・・!!」
リンクル
「ちょっとぉっ!?どこにいるのよ!?ぽん太!!」
ケイト
「隠れてないで出てきなさい!!
あたしたち兄弟が、あんたたち軍団ごと消してあげるわ!!」
ハッタリ
「油断したらダメでござる!!
これからブートルズ軍団の反撃が来るんだな!
すぐに戦闘態勢につくでござる!!」
金太
「で…出てこぉーーーーいっ!!!
ぽん太にブートルズ軍団やいっ!!
この俺様が、ギッタギッタの、メッタメッタにしてやる~~~!!!」
「・・・・・・・・・・・ーい!!」
「ズシィーーーー・・ンッッ!!!」
どん兵衛大佐
「な・・・なんだ・・!?」
リンクル
「じ・・・地響き・・!?」
ケイト
「一体どこから・・・!?」
「・・・・・・・ぉぉぉーい!!!」
「ズシィーーーー・・ンッッ!!!」
金太
「・・ふざけやがってぇ~~~~!!
奴ら俺様を舐めてやがるなぁぁぁあ!」
「ズシィーーーー・・・ンッッ!!!」
「・・・・・・おぉぉーいっっ!!!」
ハッタリ
「後ろでござるーーーーっっ!!!!」
(キリッ・・・!)
どん兵衛大佐
「なぬぅっっ・・・!!?」
(↑天然)
リンクル
「きゃっ・・・・!!?」
(↑素)
ケイト
「やだっ・・・・!!?」
(↑同じく素)
金太
「ブピッ!!♪♪」
「あ・・・!屁が出た・・・!!?」
(↑興奮して…)
ハッタリ
「・・・・奴らの一員なんだな・・!
姿を現すでござる・・・・・!!!」
(↑父性本能)
「ズシィーーーー・・・ンッッ!!!」
「・・こぉぉぉぉぉおーいっっ!!!」
「ズシィーーーー・・・ンッッ!!!」
「・・すこぉぉぉぉぉおーいっ!!!」
「ズシィーーーー・・・ンッッ!!!」
「ドシィーーーー・・・ンッッ!!!」
どん兵衛大佐
「・あ・・ああ・・ああああ・・・!」
リンクル
「・・・や・・野蛮すぎるわ・・・!」
ケイト
「あ……あたしのタイプじゃないわね!」
金太
「お!コイツ俺と同じ匂いがするぞ!」
ハッタリ
「まずはこやつの相手でござるな・・」
「ズシィーーーー・・・ンッッ!!!」
「どぉすこぉぉぉおーーいっっ!!!」
七衛門
「ぽん太様の命を狙う者は・・・
この熊力士!!七衛門が許さぬぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおっっ!!!」
な・・・なんと・・・!
新鮮組の最新兵器、アーノルド・マグナムの砲撃を真正面から食らったハズの、ぽん太とブートルズ軍団は生きていた!!!
まさかの生還に驚きを隠せない、新鮮組一同の前に姿を現したのは・・・!
「熊ノ富士」という四股名の元、横綱力士であり、死刑囚として執行も決まっていた「七衛門だ」!
ぽん太は
チャイルドホーム時代で兄貴分だった牛丼丸(モー次郎のもっくん)の相撲観戦で熊ノ富士の大ファンになり
「捨てるには惜しすぎる」と、莫大過ぎる程の保釈金を支払い彼の命を救ったのだ…
命の恩人・・・
いや・・・恩狸であるぽん太に・・・己の命を捧げた七衛門・・・!
彼は熊力士として、月夜狸会の特選部隊「新鮮組」に、立ち向かう!!!
ついにブートルズ軍団と新鮮組の対決が幕を開ける!!!
激戦必死の戦いは第五幕に続く…!!!