どすこい!西郷虎之助の七転八倒!

「西郷虎之助の人生は七転び八起き」の筆者・西郷虎之助でございます、この度Yahoo!ブログからようやく移行致しました、初めての方も、これまでお馴染みだった方も含め、新境地でお楽しみ頂けたら幸いです、どうぞこれからも意地っぱりで泣きベソ坊主な「虎之助」をどうぞ宜しくお願い致します。

「百貫村の熊太朗」~人生は七転び八起き・2話連続スペシャル短編集~(其の2)

昌恵
「ぎゃぁぁぁーーーぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁーーーーーーぁぁあぁぁぁーーぁぁーぁぁあぁぁぁああっっ!!」



敏樹
「で・・・で・・・で・・・・・
出たぁぁぁあぁーーーぁぁあぁーーぁぁあぁぁぁーーーぁぁあぁーぁぁあぁぁぁあぁぁぁああっっ!!!!!」



自分たちの息子である、「和也」を置き去りにしようと・・
この真っ暗な山奥にある「百貫峠」まで黒のセダン1台でやって来た2人は・・・・

突然暗闇から現れた・・・
ずんぐりむっくり低身長の・・・
ガッシリとした筋肉質で、恰幅の良い丸坊主の男3人衆に驚いてしまい、泣きながら腰を抜かしてしまった2人・・・


百貫村の村人と思われる・・・
その法衣と褌を締め込んだ姿の男3人衆は・・・
都市伝説の噂通りの出で立ちで・・・
堂々とその姿を現したのであった・・・


そして百貫村の村長である・・・
金剛・熊吾郎が・・・

腰を抜かしてしまった2人に近づいてこう言ったのである・・・


熊吾郎
「あんさんらや・・・
その赤子を・・・・
男の子を・・・・
どうする気じゃったんじゃ・・・?」



権左衛門
「赤子の泣き声がしたものでな・・・
もしやと思い、ここへやってきたのでござるよ・・・」



八兵衛
「そげなめんこい男の子を・・・
どげんしようとしよったと!?
えぇっ!?」




昌恵
「あ・・・ああ・・・
ど・どど・・どうしましょ・・・・
どどど・・・どうしましょ・・・
わ・・・わわ・・わわわ・・・・
私達・・殺されちゃうわ・・・(泣)」




敏樹
「あわ・・あわわ・・・・・
あわわわわわわわわわわわ・・・
ダ・・・ダメだ・・・・・・!
腰が・・抜けちまって・・・・・
た・・・立てない・・・・・(泣)」



怯える2人に・・・
百貫村の男3人衆はどうするのか・・・・!








~人生は七転び八起き・2話連続スペシャル短編集~(其の2)



「百貫村の熊太朗」

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熊吾郎
「心配せんでもええ・・・
わしらは殺生な事は絶対にせんからのう・・・・
そんなに怖がらんでおくれ・・・」



権左衛門
「大丈夫・・・
乱暴はしないから、安心するでござるよ・・・」



八兵衛
「ただし!!
ひとつ聞かせてもらうとばい!!・・・

それは・・・!!!」





熊吾郎
「その赤子を・・・

男の子を・・・

わしらに譲ってほしいのじゃ・・・」





熊吾郎は・・・
昌恵が抱きかかえている和也の顔を愛しそうに見つめながらこう言った・・・




権左衛門
「拙者たちは・・・

この鳥居の近くにある細道を抜けた所を奥へ奥へと入った所にある・・・
「百貫村」
という・・・
小さな部落の集落で暮らしている者でござるよ・・・」




八兵衛
「百貫村はのう・・・
男だけの村なんたい!!
ほじゃけんおなごは1人も居らんとたい!!」




熊吾郎
「赤子の母君よ・・・
約束する・・・・

その男の子は、わしらが責任を持って、大事に大事に育てていくけぇ・・・

どうかその赤子を・・・
わしに託してくれぬかのう・・・?」





権左衛門
「拙者からも・・・
お願い致すでござる・・・」



八兵衛
「百貫村にはもう・・・
男の子の子供がおらんとよ・・・

ほじゃからどうしても・・・
村には跡継ぎとなる丈夫で健康な男の子が必要なんたい!!
頼むたい!!!」



敏樹
「ほ・・・ほほほ・・・・
ほほほほ・・・ほら・・・
ま・・ま・・・ままま・・昌恵・・・・

村人がああやって言ってくれてるんだからよぉ・・・・!
か・・かか・・・かかか・・・・!
和也を渡してやれよ!!!」




昌恵
「ど・・・・・
どうしよう・・・・
和也を手放さなければ・・・・
家族は崩壊してしまう・・・

でも・・・
私はこの子の母親として・・・

こんな真っ暗闇の峠道に・・・
独り置き去りになんて出来ない・・・・・!!!」



昌恵は・・・
自分の幸せを守るために・・・

和也をこの百貫峠に置いて帰ろうとした・・・

しかし・・・

女である故・・・
母親である故・・・

不倫の仲で生まれてきた子供であっても・・・
昌恵の息子には変わりない・・・

置き去りだなんて可哀想だ・・・
あまりにも悲しすぎると・・・

昌恵の良心と母性本能がそれを許さなかったのだ・・・



熊吾郎
「わしらはのう・・・
無理強いをしてまで母君から赤子を奪う事は出来んのじゃよ・・・
これも村の掟なのでな・・・


百貫村は女人禁制の男だけの村なんでのう・・・

ほじゃから村人だけで子供を妊る事は不可能なのじゃよ・・・


村にとって・・・
子供は宝じゃ・・・
男の子は大事な大事な村の跡継ぎじゃ・・・

絶対に粗末な扱いはせぬ・・・


母君よ・・・

後はあんさんだけの返事次第じゃ・・・・

その大事に抱えている赤子の男の子を・・・・

どうかわしらに授けておくれ・・・・」



権左衛門
「拙者からも・・・
お願い致申すでござる・・・
母君殿・・・・
その赤子を・・・
どうか授けて欲しいでござる・・・」



八兵衛
「おいどんからも・・・
お願いするたい!!
そのめんこい男の子を・・・
どうか授けて欲しかとか!!」



褌姿の3人衆は・・・
昌恵に深々と土下座をした・・・

そのガッシリとした大きな体格に似合わぬ腰の低い姿に・・・
昌恵はだんだんとその3人衆に心を開いてきた・・・



そして・・・



昌恵
「本当に・・・

本当に・・・
和也を・・・・
大事に育ててくれますか・・・?」



昌恵は・・・
土下座をする男3人衆に・・・
和也を抱えながら・・・
澄んだ瞳で言いました・・・



熊吾郎
「男に二言はございませぬ・・・
わしはその子の父親として・・・
全ての愛情と厳しさを与え・・・

必ずや・・・
1人前の逞しい立派な男に育て上げてみまつる・・・!!!」



昌恵
「わかりました・・・・
この子を・・・
貴男方に授けます・・・

どうかお顔を上げて下さいまし・・・・」



熊吾郎
「ありがとう・・・

ありがとう母君殿・・・・



じゃが本当に・・・

本当に・・・・

それで宜しいのですな・・・?



その子をわしらに授けてしまったら最後・・・


もう2度と・・・
母君殿との対面は絶対に許されぬのじゃぞ・・・?

それでも良いのじゃな・・・?」




昌恵
「きっと・・・・
これがこの子の運命だったのでしょう・・・・

この人(敏樹)と体を合わせたのも・・・・
和也を妊ったのも・・・

そして・・・

この百貫峠に来た事全てが・・・」



敏樹
「お・・・・おい・・・
ま・・・昌恵・・・・

急にどうしちまったんだよ・・・


お前・・・

ここに来てとうとう頭がイカれちまったんじゃねぇのかっ!?」




昌恵
「和也はこの殿方たちに授けます

これであなたとも終わりにしましょう・・・」




敏樹
「な・・・なな・・・
何だよ・・・

昌恵・・・

一体よぉ・・・・

どうしちまったんだよぉっ!!!」




熊吾郎
「貴女はきっと観音様の化身・・・
わしにはわかりますじゃよ・・・

子供の居ない百貫村に・・・

丈夫で元気な男の子を授けてくれたのじゃ・・・」



昌恵
「この子はもう・・・
和也ではありません・・・

貴男方の子供です・・・

どうかこの子に・・・
正式な名をつけてくださいな・・・」



熊吾郎
「では・・
母君殿・・・
赤子をこちらへ・・・」




昌恵
「はい・・・」




昌恵は・・・
赤子を熊吾郎のガッシリとした太い腕に渡してあげると・・・


熊吾郎は男の子を優しく抱きかかえ・・・
顔を見つめながら・・・
穏やかな面持ちで呟いた・・・




熊吾郎
「この子の名は・・・


「熊太朗」と命名する・・・!!


強く優しく逞しく育つのじゃぞ!!」




熊太朗
「じぃ~~じ♪
じぃ~~じ♪
キャッ♪キャッ♪アハハハハ♪」



熊吾郎に新しく「熊太朗」と名づけられ、男の子はたいそう笑って喜んだそうな・・・



権左衛門
「村長・・・
元気な男の子を授かって・・・
良かったでござるな・・・」



熊吾郎
「ああ・・・
本当に・・・
これで村は安泰じゃ~・・・
わしは・・・
わしは・・・
幸せじゃ~・・・」


八兵衛
「えへへへ・・・♪
ほんにめんこい男の子じゃのう♪

こんなにちっこいお○んち◯がついとるたいっ!!

がはははははは!!」



八兵衛が・・・
調子に乗り、熊太朗のお◯んち◯を指先で突っつくと・・・・


「ピュッ!!・・・ビシャッ!!」




八兵衛
「ぶへっ・・・・!!
こいつぅ~~~~♪
おいどんの顔に小便引っ掛けよったと!!
がっはっはっはっはっはっはっは!!」



熊吾郎
「馬鹿もん!
おめぇが熊太朗にお痛するからじゃ!」




権左衛門
「さぁ・・・
村長・・・
拙者たちはそろそろ村へ戻らなければならないでござるよ・・・」




熊吾郎
「そうじゃな・・・
一刻も早く村に戻らねば・・・

外界の皆に見られては大変じゃ・・・


母君殿は・・・
昌恵殿と言うたな・・・


熊太朗を授けて頂き、誠に感謝の気持ちでいっぱいなのじゃが・・・

わしらは疎外された余所者・・・

すぐに村へ帰らなければならぬのじゃ・・・・



本当に・・・
本当にありがとう・・・

熊太朗は・・・

わしの先代である・・・

「金剛・熊太師」の名に恥じぬよう・・・

わしが責任を持って大事に育ててゆくからのう・・・


少し早いがお別れじゃ・・・・


最後に・・・
何か言い残す事があれば聞き入れようぞ・・・」




昌恵
「いいえ・・・

思い残す事は何もありません・・・

私の役目はこれで終わったのです・・・

さようなら・・・

村の民よ・・」




熊吾郎
「ありがとう・・・

ありがとう・・・・

昌恵殿、敏樹殿・・・

それでは達者でのう・・・」



権左衛門
「では拙者たちは・・・
これで失礼するでござる・・・

母君殿、父上殿・・・
さらばでござる・・・」



八兵衛
「ああ~~~!!
腹へったば~~い!!
早く戻って熊太朗、誕生の祝福するとよ!!
うまかもんようけさん食うとばい!」



こうして太っちょな男3人衆は・・・
真っ暗闇の中消えて行きました・・・


敏樹
「な・・・ななな・・・
何だったんだよあいつらよう・・・

なあ昌恵よお!」



昌恵
「帰りましょう・・・
あなた・・・」



敏樹
「あ・・・あなた・・・!?
・・・って・・・・おいっ・・・!

お前まだ何かに取り憑かれちまってるのかよっっ!!!」




昌恵
「峠を降りたら・・・
あなたともサヨナラしましょうね・・

もう役目は終わったのだから・・・」




敏樹
「も・・・・
もうダメだ・・・

明日神社にお祓いしてもらおうっと・・・(涙)」





こうして1台の黒いセダンは・・・


真っ暗闇の峠道を降りて行ったのでありました・・・


そして・・・

街へ戻った2人は・・・
不倫の関係を終わらせ・・・

元の鞘に戻ったのでありました・・・・・・・





それから7年後・・・



「村長の屋敷」


熊吾郎
「熊太朗や、そろそろ寝る頃じゃがのう・・・・

ちょっとこっちおいで・・・」



熊太朗
「お父ちゃん!
早く一緒に寝ようよ!
おいら、早くお父ちゃんの金玉枕したいよう~~~!!」




熊吾郎
「がっはっはっはっは!
そんなにお父ちゃんの金玉枕が好きなのか、ほうかほうか~~♪」




熊太朗
「うん!
だって、ふかふかして・・・
気持ちいいんだもん・・・!」




熊吾郎
「熊太朗や、7歳になって・・・
そろそろオシメをとってのう・・・

今夜からはお父ちゃんと一緒に・・・
褌を締めて生活するのじゃ・・」




熊太朗
「本当!?
わぁ~~~~い・・・!!

おいらもお父ちゃんと一緒に褌締めたい!!
だって、男らしくてカッコいいんだもん!!」




熊吾郎
「そりゃあ熊太朗だって男の子じゃもんなぁ~~・・・
それにこの百貫村の男児である以上、必ずや褌締めなければならない習わしなんじゃよ・・・

さぁ・・・
百貫村や・・・
わしが褌を締めてあげるから・・・
お父ちゃんのとこにおいで・・・」



熊太朗
「うんっ!!♪」



熊太朗
「よし、まずはのう・・・
金玉にこの褌をあてがってのう・・・」




熊太朗
「あ・・・!
うんっ・・・んっ・・・!!
うん・・・あん・・んっ・・・!」



熊吾郎は・・・
まだ幼い7歳の熊太朗の股部をまさぐりながら褌をぐるりと巻いていった・・・


すると・・・



熊太朗
「んっ・・・あぁ・・・!
あっ!・・・ああんっ・・・!
あ・・・はぁはぁ・・・!
あ・・・あ・・・あぁ・・ん・・・!」



熊太朗は・・・
時折気持良さげな吐息を漏らしていた・・・・



熊吾郎
「んん~~~~・・・?
熊太朗や・・・
どうしたのじゃ・・・?
褌がキツくて苦しいのか・・・?」



熊太朗
「う・・・うぅん・・・
お・・お父ちゃ・・・ん・・・

気持ちいいよぉ~~・・・

おいら・・・

お◯んちん◯が・・・
ムズムズして・・・・
頭がクラクラしちゃうよ~~~・・」



熊吾郎
「んん~~・・・・?
どれどれどれ~~~~・・・?」



熊吾郎が・・・
熊太朗のお○んち◯を、太い指でまさぐると・・・・


熊太朗
「あ・・・!
ああっっ!!ああ~~っっ・・!」



熊吾郎
「おやおや・・・
熊太朗や・・・・
こんなに元気に勃ちおって・・・
さすが男の子じゃのう・・・!

がっはっはっはっはっはっは!!」



熊太朗
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・
お・・・お父ちゃん・・・・
お・・・お父ちゃぁ~~・・ぁあん・・・」



熊吾郎
「熊太朗や・・・
色々御奉仕してやりたい所じゃがのう・・・
まだ7歳の子供じゃ・・・

もうちいと大きくなってから・・
お父ちゃんと気持ち良い事しような・・・・・」



熊太朗
「き・・気持ち良い事・・・?
はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・

おいら・・・
お父ちゃんが・・・

お父ちゃんが・・・・!

だ・・・

だ・・・

大好きだよぉ~~・・・・・!!」




熊吾郎
「よしよし・・・
熊太朗はわしの可愛い息子じゃ・・・

わしも・・・
熊太朗と同じ気持ちじゃからのう・・・


ほいっ!一丁上がり!」


「ポン♪ポン♪」


そう言って熊吾郎は・・・
熊太朗の褌をキュッ!と締め上げると・・・・
ポン♪ポン♪・・・と、後ろの結び目を優しく叩いた・・・


熊太朗
「わぁ~~~・・・いっ!!
やったぁぁ~~~・・・ぁぁあ!!

お父ちゃんと一緒の褌だぁ~~~♪
嬉しいなぁ~~~~♪♪」


熊太朗は・・・
生まれて初めての褌に御満悦な様子で、飛び跳ねながら喜んでいました・・・



熊吾郎
「よう~け似合うとるのう~~~・・
さすが男の子じゃ、わしの自慢の息子、熊太朗じゃ!
がっはっはっはっはっはっは!」




熊太朗
「お父ちゃん!
一緒に寝よう!
褌で一緒に寝よう!」



熊太朗は・・・
布団の上で胡座をかいてる熊吾郎に飛びつきました・・・



熊吾郎
「がっはっはっはっは!!
よぉ~~~ぉおしよしよしよし!
熊太朗や・・・
お父ちゃんと一緒に・・・
褌で寝るぞぉ~~~!

さぁ~・・・熊太朗や・・・
お父ちゃんのとこへおいで・・・」




熊太朗
「お父ちゃん!いつものあれ!
金玉枕してよ!!」



熊吾郎
「よしよし・・・
ほんにめんのう~~・・・
熊太朗は・・・


ほれ・・・
熊太朗や・・・・

わしの大事な玉金じゃからのう・・・

優しく乗っかっておくれや~・・♪」



熊吾郎は・・・
足を大きく開き・・・
褌の・・・
大事な玉金を、可愛い熊太朗に預けた・・・・



熊吾郎
「ほう~・・・れ♪
熊太朗や、お父ちゃんの玉金においで~~~・・♪」

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熊太朗
「わぁ~~いっ♪♪」


「ドスンッ!」


熊吾郎
「ぐふっ!!」


熊吾郎は・・・
熊太朗に勢いよく・・・
玉金に乗っかってこられ・・・
思わず吹き出してしまったとさ・・・







暗い暗い山奥にある・・・
静かな百貫村に・・・

夜が更けていきました


熊吾郎は灯りを消して・・・

熊太朗と一緒に暖かい布団に入りました・・・




熊吾郎
「ふぅ~~~・・・・・

これこれ・・・
熊太朗や・・・・
そんなに強く乗っかってこられたら・・・・
お父ちゃんの玉金が潰れてしまうぞや・・・」




熊太朗
「わあ~~・・・♪
お父ちゃんの金玉枕・・・♪
ふっかふかしていて・・・
ぽっかぽか暖かくって・・・
気持ちいぃ~~・・ぃいい♪♪」



熊太朗は・・・
父である熊吾郎の玉金を・・・
褌の上から優しくさすった・・・


・・・すると・・・・




熊太朗
「あぁーーぁぁーーーぁあっ!!!
お父ちゃんのお○んち◯が・・・

だんだん硬くなってるーー!!!

どうしたのーー!?
お◯んち◯、硬くなっちゃったよーーー!!」




熊吾郎
「ん・・・
ぐ・・・はふぅ~~・・・・
危ない・・・危ない・・・・

熊太朗がそんなにお父ちゃんのお◯んち◯をまさぐるから硬くなってしまったんじゃよ・・・
さっきの熊太朗と同じじゃ・・・」



熊太朗
「ふぅ~~~・・・・ん・・・
どうしてお◯んち◯をさすると・・
カチンカチンになっちゃうんだろうね~~~・・・・♪」




熊吾郎
「それはのう・・・
熊太朗は・・・
お父ちゃんと同じ・・・

男じゃからじゃよ・・・」



熊太朗
「じゃあ・・・
権左衛門兄ちゃんも・・・
八兵衛兄ちゃんも・・・

お○んち○さすったら・・・
カチンカチンに硬くなっちゃうのかな~・・・??」


熊吾郎
「ほうじゃよ・・・
村人の皆・・・・
お父ちゃんや熊太朗と同じ・・・


男なんじゃからのう・・・・!!」


熊太朗
「ふぅ~~~・・・ん・・・
そうなのかぁ~~~・・・・
男はお◯んちん◯をさすると・・・

カチンカチンに硬くなるんだね!」



熊吾郎
「ほうじゃよ・・・
皆・・・それが健康の証・・・
男の証なのじゃ・・・・

さあ・・・
熊太朗や・・・・

もうお話はこれで終いにしような・・・

また明日・・・

お山でいっぱい遊んで体を鍛えなきゃあかんからのう・・・・・

わしの金玉枕で・・・
ゆっくりと眠るのじゃよ・・・
おやすみ・・・」



熊太朗
「うん・・・・
おいらお山で遊ぶの大好き・・・

早くお父ちゃんみたいな大きな体になるんだぁ~~・・・」



熊吾郎
「よしよし・・・
よい子じゃ・・・

熊太朗ならばきっと・・・

大きくて逞しい男になるぞ・・・」



熊太朗
「すぅ~~・・・・
すぅ~~~~・・・・
すぅ~~~・・・・・」


熊太朗は・・・
熊吾郎の金玉枕の上で・・・

気持ち良さそうに寝息を立て・・・

グッスリと夢の中・・・

眠っていました・・・


熊吾郎
「熊太朗や・・・・

ゆっくり大きくなるのじゃぞ・・・

わしが朝までしっかりと守ってやるからのう~・・・

安心しておやすみ・・・


ふぅ~~・・・・

さて・・・わしもそろそろ寝るとするかいのう・・・・」

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熊吾郎が住んでいる・・・

村長の御屋敷では・・・

外の風が屋根の隙間を伝わって・・・


カタカタカタカタ・・・

カタカタカタカタ・・・

・・・と・・・

小さな物音が鳴っていました・・・





どんな生き方であれ・・・

人間には愛情が必要なのだと・・・

熊吾郎はうとうとしながら思いました・・・




村八分にされた疎外者でも・・・

誰かを愛したり・・・

誰かに愛されたり・・・


そんな当たり前の幸せを・・・


求めたって良いではないか・・・



熊吾郎も・・・

熊太朗も・・・

今は・・・
とっても幸せいっぱいなのでした・・・





「おまけ」




百貫村の山谷に・・・

お天道様が顔を出しました・・・


朝がやってきたのです・・・


が・・・


しかし・・・




熊吾郎
「あ・・・!
あぁ・・・・・!!
あああ~~・・・・・・ああっ!!

ありゃりゃ~~・・・!!
熊太朗や~~・・・・
またたいそうに寝小便しおったのう~~~・・・」



熊太朗
「う・・・う・・・う・・・
うえぇ~~~ぇ~~ぇえんえんえん!
お父ちぁ~~~~ゃん・・・!
ごめんなさぁぁ~~・・・い・・!」



熊吾郎
「熊太朗に・・・
褌はまだ早かったようじゃのう・・・

残念じゃが・・・

今晩からはまたオシメに逆戻りじゃのう~・・・・」



熊太朗
「い・・・いやだい・・・・!
お・・・おいら・・・
オシメなんてもうやだいっ!!

お父ちゃんと同じ褌じゃなきゃ・・・・
やだよう~~~~・・・

うえぇぇ~~~んえんえんえん・・
うわああ~~あああ~~ぁぁあんあんあんあんあんあんっ・・・!!!」



熊吾郎
「寝小便と泣く子に褌はさせられぬ・・・!

熊太朗や・・・
罰じゃ・・・
今日1日はスッポンポンでおるのじゃぞ・・・!」


熊太朗
「うわぁぁ~~~ぁぁあん!!
うわぁぁ~~~~ぁぁああんあんあんあん!!
ぶえぇ~~~ぇえんえんえん!!
スッポンポンなんて嫌だぁぁ~~~ぁぁああっ・・・!!!」



ガラガラガラガラ・・・!!


権左衛門
「村長!!熊太朗~~!
おはようでござる!
今日も山に登って、猪を狩るでござるよ・・・」



八兵衛
「村長ー!熊太朗ー!
おはようたい!!
今日もおいどんが熊太朗をしっかり鍛えてやるたいね!!」




熊太朗
「うえぇぇ~~~ぇぇえんえんえん!
うえぇぇ~~ぇぇえんえんえんえん!」



権左衛門
「村長・・・
どうして熊太朗は泣いているのででござるか・・・?」



熊吾郎
「これを見てみい・・・」




熊吾郎は・・・

呆れ顔で権左衛門と八兵衛に・・・

濡れた布団と・・・
熊太朗の褌を指差した・・・





八兵衛
「あぁーーぁあっ!!
熊太朗が寝小便しちょるたい!!
布団と褌がビッチャンこになっとると!!(驚)」




権左衛門
「あららでごさるな・・・(冷静)」



熊吾郎
「やっぱり熊太朗には・・・
まだ褌は早すぎたんじゃのう・・・(沈)」



熊太朗
「ぶぇぇぇ~~ぇえんえんえん!!
うえぇぇ~~ぇえんえんえん!!
ちがうもん!おいら・・・
寝小便なんて・・・ヒック・・・!
してないもん・・・・!!
オシメなんて嫌だもん・・・・!
スッポンポンも嫌だもんっ!!
わぁぁ~~~ぁぁああんっっ!!
あぁぁぁ~~~ぁぁああんあんあん!(泣)」




八兵衛
「よしよし!熊太朗や!!
泣かんでもよかよか!!
おいどんが一緒に布団と褌を川で洗うたい!!
ほじゃから元気だすたい!
がっはっはっはっはっは!!!」




熊吾郎
「やれやれ・・・・
八兵衛も子供の頃・・・
12歳まで寝小便がなかなか治らなかったからのう・・・・」




権左衛門
「お互い似た者同士かもしれぬでござるな・・・・

これからしばらくの間は・・・
屋敷と川の往復になりそうでござるよ・・・」




熊吾郎
「よしっ!
洗濯ついでじゃ!
今日は山登りはやめて・・・
川で魚を捕まえる修練じゃ!」




権左衛門
「それは良いでござるな~♪
拙者は猪よりもヤマメや鮎の方が大好物でござるよ・・・♪」




熊吾郎
「熊太朗や・・・
今日は川でお魚を採ろうな・・・」



熊太朗
「わぁ~~~~い!
お魚お魚大好き~~~~!!
八兵衛兄ちゃん!早く行こう!」



八兵衛
「おうっ!
がってんでいっ!!」



熊吾郎
「おやおやおや・・・

ケロッと立ち直りおって・・・?
調子の良い小僧じゃわい・・・!
かっかっかっかっか!!」



権左衛門
「おぉ~~~~・・・い!
八兵衛ーーーー!熊太朗ーーー!
そんなに走ると、転ぶでござるよ~~~~~・・・・」



熊吾郎
「幸せじゃ・・・
わしゃあほんに熊太朗が百貫村に来てくれてから毎日が幸せじゃ・・・

すぐには大きくならんでおくれ・・・・

熊太朗・・・

まだまだ甘えん坊で、泣きベソで、寝小便垂れで・・・・



わんぱくで逞しい・・・


元気な男の子でいておくれ・・・!


ずっとわしの・・・・


息子でいておくれ・・・・!


おーーーーーぉぉーーーーぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーぉぉぉぉぉぉーーぉぉぉぉーーぉぉーぉぉぉぉーーーーーーーーーーーぉぉぉぉおおい・・・・!」





「熊太朗ぉ~~~~~!!!」



「お父ちゃぁ~~~~ん!!
大好きぃ~~~~~~!!!」




深山の田舎町を・・・

更に奥深く行くと・・・・


百貫峠のクネクネ道があって・・・・

それをずっと上がって行くとね・・・


百貫村という・・・

ガッシリ太った丸坊主で、法衣と褌だけ締めた男たちだけが暮らしている・・・

不思議な村があるんだ・・・・!




これは・・・
本当のお話なのかって・・・?


ふふふ・・・


それはねぇ~~~・・・♪


な・い・しょ♪



深山の里山の風が・・・

お不動様の滝を通り抜け・・・

深い・・・

深い・・・

林の奥・・・


その冷たい風はやがて・・・


百貫村へと流れて行くのでありました・・・




季節外れのウグイスが・・・

不慣れな鳴き声で・・・

僕の頬はニッコリと赤く染まった・・・








~人生は七転び八起きスペシャル・短編集~(其の2)


「百貫村の熊太朗」

(終わり)