どすこい!西郷虎之助の七転八倒!

「西郷虎之助の人生は七転び八起き」の筆者・西郷虎之助でございます、この度Yahoo!ブログからようやく移行致しました、初めての方も、これまでお馴染みだった方も含め、新境地でお楽しみ頂けたら幸いです、どうぞこれからも意地っぱりで泣きベソ坊主な「虎之助」をどうぞ宜しくお願い致します。

「熊本を救え!九州を救え!震災カバー君率いる消防団員集結!」~前編~

4月16日、晴れ

桜の花びらもヒラヒラと散ってしまい

残っている花も残りわずかとなってしまった頃

アニマルランドの世界に住んでいる

お絵かきが大好きな「ぽん太」が
今日もお友だちの「ほのぼの湖」のほとりで遊んでいました

すっかりお昼になり、お腹ペコペコになったぽん太は、ヒトミおねえちゃんに作ってもらったおにぎりを美味しく食べていた時

ほのぼの湖の水面の向こう側から
誰かが助けを呼んでいる声が聞こえてきたのです

前回3月11日
ぽん太は遠い遠い世界に暮らしている
東北の「一本松」のおじさんと
ほのぼの湖を通してお話をしました

高田松原
たくさんの仲間が津波によって流されてしまい、寂しくて泣いていた一本松のおじさん

あの日、ぽん太は
一本松おじさんと同じ星に暮らしている
虎之助を呼び出し、チャイルドホームの家族みんなを描いてもらい、ほのぼの湖の持っている不思議な力により

全員で東北の被災地へボランティアに行ったばかりの出来事なのでした

ほのぼの湖の向こう側から
助けを呼んでいるのは誰なのか…

ぽん太は次にどんな事をするのだろうか

少しのぞいて見てみましょう……










「熊本を救え!九州を救え!
震災カバー君率いる消防団員集結!」
~前編~




ぽん太
「もぐもぐもぐ♪ もぐもぐもぐ♪
ヒトミおねえちゃんのおにぎりおいしい
もぐもぐもぐ♪」


ほのぼの湖
「ぽんちゃんの食べているおにぎり
とってもおいしそうだね!」

ぽん太
「もぐもぐもぐ♪…ん?
ほのぼの湖さんも、1つ食べる~♪」


ほのぼの湖
「あはは、僕は湖だからおにぎりや食べ物を食べる事は出来ないんだ~…」


ぽん太
「もぐもぐもぐ…う…ごっくん…
えー!そうなの~!?こんなにおいしいのに~!?」


ほのぼの湖
「僕はね、太陽の光を食べているんだよ、そしてお空から降ってくる雨の水を飲んで生きているんだ
この湖で暮らしているお魚と一緒にね」


ぽん太
「え~!僕そんのやだぁ~…
太陽の光と雨の水なんて、美味しくなさそうだもん…」

ほのぼの湖
「ふふ…♪ぽんちゃんは動物だから食べる事は出来ないけれど
太陽の光や雨の水は栄養たっぷりなんだよ」


ぽん太
「ふぅ~ん…」


ほのぼの湖
「太陽の光と雨の水がなければ、どんな生物も生きてゆけないんだ
ぽんちゃんは、日光を浴びて、空から降ってくる雨水によって作られる、キレイなお水を飲んでいるから生きられるんだよ」


ぽん太
「ふぅ~…ん、なんだかむつかしいお話で、僕わかんないけれど
ほのぼの湖さんが食べている太陽の光と雨の水が栄養たっぷりなのはわかった!」


ほのぼの湖
「太陽も、雨の水も
みんな生きているんだ

湖のお魚さんたちも…草や木も…
お空に浮かんでいる雲だってちゃんと命があるんだ」


ぽん太
「お空に浮かんでいる雲さんも生きているんだ!
すごいね!
じゃあ僕たち…
みんなみんなお友だちだね!」

ほのぼの湖
「そうだね!僕とぽんちゃんがお友だちでいられるように…
みんなで仲良く暮らしていこうね!」


「…ん……あれ…?」




ぽん太
「ほのぼの湖さん、どうしたの?」


ほのぼの湖
「ぽんちゃん…
誰かが泣いている声が聞こえるよ…?」


ぽん太
「え!?また?
ひょっとして、一本松のおじさんかな?」



ほのぼの湖
「ううん…違うみたい……
だけど、東北の一本松おじさんが暮らしている同じ星だ!」



ぽん太
「ほのぼの湖さん、また水面に映せる?
僕、誰が泣いてるのか見てみるよ!」


ほのぼの湖
「うん!ぽんちゃん、きっと困っている誰かがいる、助けてあげよう!」


ぽん太
「うん!いいよ!」


ほのぼの湖
「それじゃあ映すね!ぽんちゃん湖の水面を覗いてみて」


ぽん太
「うん!」


ほのぼの湖がうっすらと光だすと、水面から黒っぽい影が見えてきました

ぽん太
「だ……誰だろう…」


ほのぼの湖
「あ…出てきたよぽんちゃん…
これが助けを求めている者だよ…」



くまモン
「グスン…
助けて…誰か…
僕の故郷、熊本を助けてよ~…」

イメージ 1



ぽん太
「ねぇ、君の名前は?
どうして泣いてるのか僕に聞かせてよ
力になるから!」

くまモン
「僕は熊本で誕生したユルキャラのくまモン
2日前の4月14日に、大きな地震が発生して、熊本をはじめ、九州地方に住んでいるみんなが危ないんだ!」


ほのぼの湖
「ぽんちゃん…
前回は東日本だったけれど、今度は西日本の九州地方だよ」



ぽん太
「そ…そんなぁ…
今度は別の場所で大きな地震が発生するなんて…!」


くまモン
「一回だけじゃないんだ
今も余震や強い揺れにより、被害はさらに拡大している
自衛隊やボランティアの方達が頑張ってくれているんだけれど、地震が治まらなくて追いつかないんだ」


ぽん太
「えぇ…!?まだ地震は続いてるの!?」


くまモン
「朝も昼も夜も……ずっと頻繁に揺れが続いて治まらない…
僕たち…どうればいいのかわからない」


ほのぼの湖
「あぁ!!また大きな揺れが!!」
「今度は土砂崩れまでが発生したよ…!」


くまモン

イメージ 2

「あぁ……そ…そんなぁ……
うぁ~~~…ん…
誰か…助けて…
力を貸して…」


ほのぼの湖
「ぽんちゃん!
こ…これは一刻を争う時だ!ぼやぼやしていられない!
ど…どうする!?」


ぽん太
「ど…どうしよう……
今から虎之助おじさんに絵を描いてもらってたんじゃあ間に合わない…!」



熊八先生…

マリア先生…

ヒトミおねえちゃん…

モッくん…

ハナおねえちゃん…

たいち兄ちゃん…

ミミおねえちゃん…

僕、どうすれば…いいの…



ぽん太が悩んでいた時

ある事を思いだしました


ぽん太
「ほのぼの湖さん!聞いて!
虎之助おじさんのクロッキー帳見つける事出来る!?」


ほのぼの湖
「で……出来るけど…
見つけるだけじゃあダメなんだ…
ちゃんとページを開いてないと…」


ぽん太
「大丈夫だよ!待ってて!僕のクロッキー帳持ってくるから!」

イメージ 3


ぽん太は一目散に走りだし、木のふもとに置いていた自分のクロッキー帳を取りに行き、ほのぼの湖の所へと持ってきました


ぽん太
「ほのぼの湖さん!僕の描いた絵を映して虎之助おじさんのクロッキー帳の前へ移動させられる!?」

そう言ってぽん太が開いたページには

熊八先生が、大きな大きな
大迫力のクシャミをしている絵が描かれていました


ほのぼの湖
「ぽんちゃん!考えたね!
それなら大丈夫!僕にまかせて!」



ぽん太
「お願い……ほのぼの湖さん!…
虎之助おじさんのクロッキー帳ならば
きっと力になってくれる頼もしい仲間が描いてあるはず……!」


ほのぼの湖
「熊本の九州地方から…四国の愛媛県松山市
うん!近くだからすぐに見つけられるよ!」


ぽん太
「やったぁ!くまモンくん、大丈夫!もうすぐ頼もしい仲間が助けてくれるからね!」


くまモン
「う…うん…僕、信じるよ…」

イメージ 4



ほのぼの湖
「あった!ぽんちゃん!
虎之助おじさんのクロッキー帳が見つかったよ!2冊のクロッキー帳が机の上に置かれている!」


ぽん太
「やったあ!ほのぼの湖さん!
僕の絵を実物化して虎之助おじさんのクロッキー帳の前に!」


ほのぼの湖
「オッケーだよ!先ずはぽんちゃんの絵から映して!」


ぽん太
「よーし!いっけー!」


ぽん太は熊八先生が大きなクシャミをしている絵を、ほのぼの湖の水面へと映しました


この後

虎之助のクロッキー帳からは

どんな仲間達が飛び出してくるのだろうか!?

後半へと続く!