どすこい!西郷虎之助の七転八倒!

「西郷虎之助の人生は七転び八起き」の筆者・西郷虎之助でございます、この度Yahoo!ブログからようやく移行致しました、初めての方も、これまでお馴染みだった方も含め、新境地でお楽しみ頂けたら幸いです、どうぞこれからも意地っぱりで泣きベソ坊主な「虎之助」をどうぞ宜しくお願い致します。

第五番札所、須崎高野山「大善寺」四国別格二十霊場巡礼記(第205回)

四国別格二十霊場礼記




高知県須崎市西町

四国別格二十霊場
第五番札所、須崎高野山大善寺

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参拝日時
2014年8月
高知県日帰り巡礼、第三回目」



四国を代表する日本最後の清流と言われる四万十川

水の透明度は日本一、他に例のないブルーに輝く不思議な水は、石鎚山源流から流れる四国の渓流、仁淀川


土佐湾で獲れる鰹の味は何処にも負けないぞ!

ミレービスケット、ごっくん馬路村、四万十青さ海苔、アイスクリン

どれもこれもみんな旨いぜよ!
坂本龍馬も大絶賛!

海の幸、山の幸、川の幸に恵まれた

高知県


別格二十霊場、遍路の旅は
いよいよ高知県へと入る

なんと、高知県の別格二十霊場
この大善寺という寺院一カ所のみである


前札所、鯖大師本坊からその距離は
約160kmもあるのだ


私は大善寺を参拝した後に、四国八十八ヵ所霊場、第三十七番札所「岩本寺」と続けて巡礼した

その日は天気も大変良く、夏の日射しが厳しくて、すぐに顔が真っ赤になってしまった

宇佐大橋を渡って四国八十八ヵ所霊場第三十六番札所「青龍寺」を通り過ぎ、横波スカイラインポンコツ丸で走ったあの日が、まだほんの先月ぐらいの出来事のように思えてしまうのだ

上下に上がり下がりが激しい海沿いの道だった

歩きお遍路さんがこの道を歩くのは、相当難儀な道になるだろうと感じた

あれから早、2年も月日が流れてしまったんだなと
今記事を書いていて沸々思い返す
(↓横波スカイラインから見た土佐湾)

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私はてっきり昨年参拝したものと勘違いしてしまった、実際に参拝したのは一昨年だったのだ

私はここ数年間、ポンコツ丸でお遍路をしているが、別格二十霊場は結願していても、八十八ヵ所霊場愛媛県以外は、まだ巡っていないヵ所がいくつかある

高知県では、足摺岬にある三十八番札所「金剛福寺」を残すのみとなっている

距離がありすぎて、ポンコツ丸では最低二泊三日はしないと巡礼出来ないのだ

一泊二日でも行けない事は無いが、体力的にキツい

参拝しても、すぐに急いで帰らなければならなくなる

急いで到着→寺の宿坊で一泊→朝方に参拝→すぐに帰る

このような感じになり、移動時間が大半を占める

これでは何のための巡礼かわからなくなる

なので、いつか時間が空けられる時に行こうと思っている

どうせ1200年記念の期間はもう終わったし、寺は逃げはしないのだから…





そこで…

お四国巡礼をこれから始めようと考えている皆様へ


もし、貴方が何かのきっかけで
お四国八十八ヵ所霊場、別格二十霊場
巡礼を巡る旅に出られるのならば…


一番最初の巡礼こそ大切にしてほしいのです

今年は閏年で逆打ちすると、3倍の御利益があると世間では四国遍路が持ち上げられていますが、そんなものは関係ありません


貴方の巡礼しやすい道で
四国の道を辿り、お寺を参拝し、道に迷い、沢山の方に出逢い、お接待を頂いたり、雨に降られ、風に吹かれ、天気に恵まれ順調に進む日もあり、山の中、海の傍、川の畔を周り、貴方の足跡を残して四国の良い所を見つけてください


すると
貴方が今生きている、生かされているんだということ

暖かい感謝の気持ちが貴方の心の中で芽生えてきます

同行二人

常々お大師さまが、貴方と一緒に旅をして見守ってくださっています

車やバスで何十何百回巡り、納経帳を真っ赤にする事が御利益に繋がるとは全く思いません

貴方が何かを思い、四国を訪れ

右も左も分からないまま、遍路協会の地図と睨めっこしながら、道に迷い

四国の方に道順を教えて貰ったり

お接待をくれたお婆ちゃんが貴方の背中に手を合わせてくれたりすることもあるかもしれません




迷いに迷って
ようやく初めて見るお寺に辿り着いた時の安堵感と感動は、一巡目でしか味わえない喜びがあります

それこそが貴方にとっての御利益です

二巡目にはあの喜びは薄れてしまい、最初と同等の感動は得られないのです…


なので、これから四国遍路を巡礼しようと思っている貴方へ

四国遍路、特に初めて周る一巡目では一生忘れられない出来事が数々あることでしょう

一巡目での逆打ちは絶対にお勧めしません
まずは準打ちか、区切り打ちから始めてみませんか?

歩きならば、今治市初心者コースの「延命寺国分寺」が最適です



さて、ついつい前置きが長くなってしまいましたが

別格二十霊場第五番札所

大善寺の紹介です

この寺院は、商店街?のような下町の中にあるのですが、なかなか見つけられなくて苦労したのを覚えています

遍路協会の地図を見ても道が複雑で分かりにくい場所にあります

あともう少しなのに辿り着けないんですよ

付近に関係ないお寺が2カ所あって、そこかな!と思って立ち寄ったら違っていたという感じです


そしてようやく見つけました

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この寺院の大師堂は小山の麓にあり、本堂は山の上にあるのです
(↓大師堂)

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大善寺といえば「2つ石大師」が歴史の始まりとなっています
掲示板の横に説明看板がありましたので
載せます

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「2つ石大師」
「ぼけ封じ観音尊」
小山の中腹にあります

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頂上、地蔵菩薩かな?

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須崎港、土佐湾が一望出来ます

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鐘を鳴らすのは近所迷惑になるので禁止
、鳴らしたかったのに残念…

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綺麗な水場

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本堂
民家っぽい佇まいですな

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御本尊
阿弥陀如来
弘法大師

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水場の後ろにリフト発見!!
これ乗ったら駄目なんやろうか…?

ちょっと乗ってみたい…

納経所に続いているようです

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下町の中の、小山が聳え立つ場所に佇む大善寺
境内には私一人だけでしたので、落ち着いて参拝出来ました

お弁当でも食べながら、もっとゆっくりしたかったのですが、この後更に33kmもの距離がある「岩本寺」へ行かなければいけなかったので、お参りもそこそこにして小山の横麓にある納経所で御朱印をしてもらい、お寺を後にしました

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高知県唯一の別格二十霊場

下町の民家の向こうには

青緑の須崎港に土佐湾が広がっている

親しみやすい落ち着きのある寺院

とても好きなお寺になりました

またいつかゆっくり参拝したいな…



今度訪れたときは、手作りのお弁当を持って
この大善寺頂上の境内で、須崎港、土佐湾を眺めながら

初めてここに来た時の事を思い出しながら、大きく握ったお握りを口いっぱい頬張りたい…


…その頃には…

もっとおじさんになっているんだろうな…

…そんな日がくるのは…
…いつのことやら…






お遍路っていいなぁ…
僕は歩きではないけれど…



岩本寺を参拝して…
今日もポンコツ丸と夕日に照らされながら帰路につくんだろうな

幸せな一日に感謝…

南無大師遍照金剛

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大善寺中腹に佇む大師像)




納経の御朱印と1200年記念スタンプ

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御本尊

弘法大師

阿弥陀如来

1200年記念カラー御影

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真言

南無大師遍照金剛

おん・あみりた
ていせい・からうん

通常の御影

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1200年記念風景散華

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期間限定
虎之助滝修行御影
「是大明呪」

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御詠歌

ゆるぎなき
誓いを二つの石にたつ

御祖のみ旨
とわにかしこし