どすこい!西郷虎之助の七転八倒!

「西郷虎之助の人生は七転び八起き」の筆者・西郷虎之助でございます、この度Yahoo!ブログからようやく移行致しました、初めての方も、これまでお馴染みだった方も含め、新境地でお楽しみ頂けたら幸いです、どうぞこれからも意地っぱりで泣きベソ坊主な「虎之助」をどうぞ宜しくお願い致します。

第六番札所「龍光院」四国別格二十霊場巡礼記(第206回)

別格二十霊場礼記


愛媛県宇和島市神町


四国別格二十霊場
第六番札所「龍光院

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参拝日時

一巡目
2013年9月「第二回、南予方面日帰り巡礼時」
二巡目
2014年7月「第三回、南予方面日帰り巡礼時」
三巡目
2016年8月27日「第五回、南予方面日帰り巡礼時」



龍光院は、高知県唯一の四国別格二十霊場須崎市大善寺から約95km先にある
宇和島市内で四国108霊場に所縁ある寺院はこの場所だけとなる

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第二回南予方面日帰り巡礼時に、寺院を撮影したのだが、ファイルを別にして保存ていたのを誤って自ら削除してしまった

次の記事はどうやって紹介しようかと悩んでいたのだが、こうなったら久しぶりに宇和島市方面まで行ってみようと思い立ち、撮影をかねて龍光院へ参拝に

帰りには次の別格二十霊場、金山「出石寺」の写真も無かったので、昨日撮影と合わせて参拝してきた

宇和島市南予方面に出向いたのは
昨年、鯉のぼり写真集の記事を載せた時以来になる

確かあの日は、龍光院には立ち寄らず
四国八十八ヶ所霊場、第四十番札所「観自在寺」と、第三十九番札所の「延光寺」を参拝した

この龍光院は、暑い時期に参拝する事が殆どだった為か、私にとっては夏場に訪れる寺院の印象が強くなってしまった

特に二回目に参拝した時は、あまりの暑さに水場で体を濡らしたのを今でも鮮明に覚えている

柄杓で水をすくい、頭から水を流した

真っ赤に焼けた腕と顔がヒリヒリして痛かった

少し高台にあるこの龍光院の境内からは、宇和島市内が一望出来、街の真ん中にある宇和島城がよく見えるのだ

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水場の屋根のもと

柄杓で水をすくって体を濡らす

焼けた肌になヒリヒリするが

海がある西から優しい風が吹いてくる

濡れた肌で冷たい風になって気持ちがいい

雲ひとつない
梅雨明けの空

始まったばかりの
夏の太陽が

宇和島城をまぶしく照らしていた

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それに対して一巡目は

雨が降ったり止んだりの、あいにくのお天気だった

雨が降ってはコンビニで雨宿り、そして止んではまたポンコツ丸で走り出す

その繰り返しで何度途中で引き返そうと考えたことだろう


しかし、段々と進んでいくうちに、雨雲が流れていき
そのうちに雨も止んでくれた


雨に濡れたアスファルトが雲間から差し込む太陽の光に照らされて
キラキラ光っていた

南の空には黒い雨雲に、稲妻が光っている

そして

真上の晴れてきた空から南の雨雲に稲妻を、大きな大きな七色に映るキレイな虹が輪を描いていた

自然が作り出した空のコントラスト

雨、雲、晴れ、雷が七色の虹の中に…


こんな景色初めて見た

引き返さなくて本物によかった…

僕はお遍路を知らなければ

見ることが出来なかった風景…


お大師さまの導きに感謝します

南無大師遍照金剛




雨やみ進む
へんろみち

草露光りて
濡れる足裾



高知県を過ぎ

四国別格二十霊場も、「菩提の道場」
愛媛県へと入る

愛媛のみかんが美味しいのはもちろん、この宇和島市でもそうである

宇和海で獲れた新鮮な媛鯛の鯛飯や小魚を磨り潰した熱々のじゃこ天が名物だ


和霊神社の牛鬼祭りや闘牛祭り

毎年春の大学相撲大会も開催されている

隠れ名所、凸凹神社は木造の手彫りで造られた、男性の大きなシンボルが奉られていて見応え十分だ


そんな宇和島市の町外れにある高台に聳え立つのが

この別格二十霊場、第六番札所
龍光院

龍光院に纏わる歴史の一文

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今年の
2016年の8月27日

約二年振りとなる三回目の巡礼にて
私は再びこの龍光院を訪れる事となる…

そして、本日の参拝は撮影が目的の為、納経の御朱印は頂かないつもりで来たので納経帳は持ってきていない




その日も気温35度を超える猛暑日


梅雨が明けてから、愛媛県では三十一日連続の猛暑日が続いている

7月にあれだけたくさんの雨が降ったのに、今はもうすっかり乾上がってしまった川…

ダムの水も水位が下がり、このままだと水不足になってしまいそうだ
しかしこれは愛媛県では毎度の事
夏を過ぎる頃にはまた台風が来たりして大雨が降る



8月ももう終わりを迎えようとしているはずだがこの暑さ
一昨年を思い出す

私は一昨年同様、駐車場の横にある自動販売機で、レモンサイダーを飲む

以前も飲んだ同じレモンサイダー

炭酸がキツく、火照った体にはそれがまた美味しいのだ、サイダーもよく冷えている
あれから二年も経ったとは思えない

どこのメーカーなのかもよく分からない
、炭酸強めのよく冷えたレモンサイダー

次に飲むのは三年後か…
それとも…?

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龍光院にはご覧の通り山門が無い

しかし、階段中腹には金剛力士像が両脇に構えている

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階段は、全部で111段
108段に、3段が合わされているそうだ


先ずは
108段、108の煩悩

そして
3段、自身の過去、現在、未来を意味するものとなる

階段中腹にある龍光院の八十八ヶ所

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おもしろい顔をした手造りの大師像

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その中腹からさらに階段を登っていくと…

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龍光院、本堂

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綺麗に整えられた広い境内は、まるで武家屋敷のような佇まいだ

本堂の右には

龍光院、大師堂

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綺麗でまだ新しい大師堂

宇和島市内に響き渡る鐘の音

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今回は突かせて頂いた

本堂、大師堂共に立派な造りの龍光院

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この寺院は、四国八十八ヶ所霊場、第四十番札所「観自在寺」の奥の院となっている

さらに境内裏の細道を登った所には「大観音像」があるそうだ

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大師像に四国108霊場のお砂踏み

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大師像の足下にある石段の下には、四国八十八ヶ所霊場と、四国別格二十霊場の砂が敷かれていて、この石段の上で参拝すると、必ず願が叶う・・・?
らしい・・・



参拝が終わってから再び水場で体を少しだけ濡らす

暑い陽射しは今日も宇和島市内と宇和島城を眩しく照らしていた

一昨年のような暑さだったが、昨日は風もあったし、まばらに浮かぶ雲が日除けをしてくれたお陰で多少ながらも楽であった

それが8月の終わりを示しているようで…

少しばかりだが秋の兆しを意味することのように思えた…



その日は夕暮れ時から暑さが和らぎ涼しくなる…

どんなに暑くても

秋はやってくるものだから

境内ではツクツクボウシが夏の終わりを知らせてくれている

そして帰りの山道では
早くもコオロギの鳴き声がコロコロと鳴いて秋の始まりを告げている


帰りは大助うどんを食べて帰った




出石寺の参拝を終えて、松山市の帰路に着いた頃、毎年8月最後の土曜日に打ち上げられる「東温市の観月祭」の花火の音と、遠くに小さく光る花火の輪が微かに見えた

見に行こうかなと思ったが
長い距離の異動と2カ所の寺院参拝、そして昼間の暑さにより体が疲れていたので眠たい…
そのまま真っ直ぐ家に帰った

そしてシャワーを浴びて横になると
知らぬ間に眠ってしまった…



今日も一日
精一杯楽しく生きました…

ありがとうございます…

南無大師遍照金剛


納経の御朱印と1200年記念スタンプ

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御本尊
十一面観世音菩薩

1200年記念カラー御影

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真言
おんまか
きゃろにきゃ
そわか

通常の御影

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1200年記念風景散華

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期間限定
虎之助滝修行御影

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御詠歌

みめぐみの
杖をたよりに
有為の山

超えてゆくもらぬ
月をみるかな