始発の電車に揺られてる
僕は冴えない
サラリーマン
四十半ばになるけれど
浮いた話は1つ無し
安らぐ時間が欲しいけど
社会は僕に
容赦ない
深夜のO時に帰宅して
レトルトカレーの晩ごはん
冷たい布団にもぐり込み
涙をすすってひとり鳴く…
母さん僕を見てますか
お空の上から見てますか
頼りにならない僕だけど
明日を見つめて生きてます…
昨日もアイツに怒鳴られた
涙を堪えて
我慢する
本当に殴ってやりたいよ
心の最中でパンチした
終電逃して立ち往生
カプセル行くにも
金がない
ぐったり疲れて
諦めて
冷たいベンチで眠ったさ…
コートを覆い被さって
涙をすすってひとり鳴く…
母さん僕を見てますか
夜空の上から見てますか
あなたのぬくもり恋しくて
僕はただただひとり鳴く…
15の春がやってきて
桜の蕾が目を覚ます
キラキラ花びら舞う頃に
あなたはこの世を去りました
埃まみれのアルバムを
ひとりぼっちで眺めてた
入学式の1枚に
母を抱えた僕がいる…
「式には必ず出るからね」
最後の言葉に涙した…
母さん僕を見てますか
お空の上から見てますか
頼りにならない僕だけど
息子は負けずに生きてます…
母さん僕を見てますか
夜空の上から見てますか
あなたのぬくもり恋しくて
今夜もひとりで
鳴いてます…