ふんどし坊主の七転び八起き人生
特別企画
「四国別格二十霊場巡礼記」
四国別格第一番札所
仏王山「大山寺」
参拝日時
第一回
2013年11月「四国一周巡礼の旅(六泊五日)」
第二回
2015年1月「徳島県2巡目の旅(二泊三日)四国別格二十霊場、結願御礼周り」
徳島県板野郡、上板町大山の標高450mの高台にそびえ立つ歴史あるお寺
「大山寺」
山頂からは、徳島県を代表する一級可川「吉野川」をはじめ、緑豊かな街並みが一望出来る
徳島県は、私自身四国の中でも高知県の次に好きな土地になる
初めて巡礼した時の事も
今だ鮮明に記憶に蘇る…
川、畑、山、街並み、その全てが美しく、そして愛媛県とはまた違った咽かさがあり、すっかり気に入ってしまった
新聞配達第一地区の十年間完全無休の皆勤賞を取った自分への褒美として六日間四国一周巡礼の旅に出たのだ
販売所から頂いた七万円を旅費として…
第一地区の配達所は十年一カ月をもって退任、暫くの間は充電期間として四国の色んな場所を見て旅をする…
そして今度は別の販売所に移り、新しいエリアの配達をすると
そう3年前から決めていた…
五泊も出来るなんて夢のようだった
十年間繋げられていた鎖を外し、解放された充実感と同時に…
自分の挑戦に一区切りがつき、人生の節目を感じさせられ、もう後ずさり出来ないんだなと…
そんな寂しさもあった…
この標高450mの高台にある「大山寺」
当初は参拝予定ではなかったのだが、徳島県を旅していた三日目の朝
ちょっと頑張って行ってみるかという事で、ポンコツ丸と同行二人
好奇心旺盛さを一杯にし
お遍路地図の本を度々眺めながら向かった
その年は平成二十六年
四国霊場開創1200年という、人生に一度遭遇するかしないかの貴重な年だったのだ
山の中腹になると、道は狭くなり
道路舗装もコンクリートのガタガタ道に…
そして一カ所、ポンコツ丸が1速でも登れなかった急な坂道があった
今考えると、四国八十八ヵ所霊場、第二十七番札所、竹林山「神峯寺」の急坂道「真縦」を少し優しくしたようなものだったと感じた
頂上付近になると古びた山門を見つけた、近くまで見に行くと
金剛力士像が左右に奉られている
…しかし
金剛力士像の片目がくり抜かれて無かった
それでも金剛力士像は、勇ましい姿でその場所を守り、滅多に訪れない参拝者が来るのをずっと待っているようだ
山門の奥には長い階段がある
ここを上がれば大山寺の境内へ着くようになっているのだが…
脚の悪い人や、お年寄りが登るのはかなり大変な階段
殆どの参拝者は山道を車で上がっている
だからこの場所には人が殆ど訪れない…
それでもこの金剛力士像は
これからもずっとこの山門で
参拝者を待ち続けるのであろう
静かに手を合わせて
合掌
「南無大師遍照金剛」
そしてこのお寺
「大山寺」には、年に一度
歴史ある大きなイベントがある
それは力餅運搬競技として知られている
「大山さんの力餅」だ
地元の民からは、「大山のもちもちさん」という愛称で呼ばれている
毎年一月の第三日曜日に開催されている一大イベント
重さは一般男性で約145kg
重さは年々によって微妙に違う
幼稚園児から、小学生、一般女性、一般男性とそれぞれ分かれている
そして私はこの大山寺、二回目の巡礼で御礼周りと共に…
この競技にちゃっかり参戦したのでありました
競技にはあのオードリー春日も番組撮影の為に参戦!!
毎年の優勝者である「段さん」です、もうこの方は徳島県では有名人です!
香川県、四国八十八ヵ所の第八十七番札所、補蛇落山「長尾寺」の力餅運搬競技でも優勝しています、両場共に参加自由ですので、打倒したい方は是非…
え…?
私の成績は…?って?
それは…秘密です…
非常に思い入れの強いお寺だったのと、第一番札所という事で、今回は長めに書きました
それでは皆様、次は第二番札所で…
納経の御朱印、1200年記念スタンプ
1200年記念千手観世音菩薩カラー御影
通常の御影
1200年記念風景散華
御本尊
千手観世音菩薩
御真言
おんばざら、たらまきりく
200回突破記念、期間限定「虎之助滝修行御影」
「無苦集滅道」
御詠歌
さしもぐさ
たのむらかひは
おおやまの
松にも法の
花やさくらめ