どすこい!西郷虎之助の七転八倒!

「西郷虎之助の人生は七転び八起き」の筆者・西郷虎之助でございます、この度Yahoo!ブログからようやく移行致しました、初めての方も、これまでお馴染みだった方も含め、新境地でお楽しみ頂けたら幸いです、どうぞこれからも意地っぱりで泣きベソ坊主な「虎之助」をどうぞ宜しくお願い致します。

畦道を歩いて(第213回目)

2016年…

季節は早くも10月を迎える

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日も短すっかり
日の出は遅く日暮れは早い…

9月の始めに鳴いていた鈴虫の鈴鳴りは…

コロコロコロ♪と、コオロギに変わってゆく

出遅れたお寝坊さんのツクツクボウシ
まだ鳴いている

もうとっくに夏も過ぎてしまったというのに…
頑張って鳴いている

嫁さんは見つかるのかな…?


川角にはナガコガネグモ

四方八方に張られた綺麗な網にはポツリポツリと
朝露がついていた

まるで宝石のように朝日に照らされ耀いている…

クモの大事な飲み水だ…


彼岸花
道端の草原や田畑の畦道に咲いている

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長い茎を伸ばして
真っ赤な花を広げる

時折白い花も…



辺りを幻想的な風景にしてくれる彼岸花

何時の時代も変わらない

無縁仏のお墓にも
添えられた花のように彩る

彼岸花曼珠沙華とも呼ぶ

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田んぼは稲刈りの収穫期

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高知県、土砂崩れがあった場所)

ラクターに乗ったおじさんが
麦わら帽子を被って稲刈りに精を出す

刈られた稲のかほりが
故郷の深山を思い出す
おいしいお米が食べたいな…


秋の空は高く澄んでいる

なだらかな雲が絵の具みたい



ススキを揺らす秋風が肌を撫でた

少し冷たくて身震いする

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その秋風にのせて
金木犀のかほりもやってきた

毎年だけど懐かしい…


もうじき秋祭り

辺りでは
ちょうちんや御神輿の準備が始まっている

巡りくる季節の繰り返し


僕がお爺さんに
なった頃

どんな道を歩いているのだろうか…

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静かな秋の朝
始発の踏切の音が小さな町に鳴り響く


毎日こうして朝がくる

変わらない毎日

同じような季節の移り変わり

どうして時の流れは
歳を重ねるほどに

速くなってしまうのだろう…


1秒たりとも止められない

1秒たりとも前には戻れない

時の流れは残酷だ…



僕は
綺麗に稲刈りされた田畑の畦道をボテボテと歩きながら

残された時間を…
何時まで続くかわからない人生を…


どのようにして生きてゆくのか
考えていた

写真「清水ヶ瀬沈下橋

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