うり坊
「とらまる~~!!
おしょうしゃま~~~!!
たいへん・たいへん・たいへんだぁぁ~~~ぁぁ~~ぁぁああっ!!!」
和尚様
「うり坊や...
そんなにあわてて...
どうしたのじゃ...?
またかわやに間に合わず...
オシッコもらしてしもうたか...?」
うり坊
「ち・・・
ちがうもんっ・・・!!
お・・・おいら・・
オシッコなんてもらしてないもんっ!!」
虎丸
「ウソこけ!
さっき和尚の座布団に小便もらしてたの見たぞ~~~!!」
うり坊
「ち・・・
ちがうもん・・・
お・・・おいら・・・
お茶こぼしちゃっただけだもん・・・!」
虎丸
「がっはっはっはっはっはっは!!
そんなガキが思いつきそうな...
見え透いたウソなんぞ...
すぐバレるのに....
うり坊はまだまだ子どもじゃのう~♪」
うり坊
「う・・・う・・・うぅ~~・・・
こ・・・ごめんなさい・・・」
和尚様
「あれまぁ~~・・・
うり坊や・・・
またやってしもうたか・・・
でも・・・
ちゃんと正直に言うた・・・
大仏様はちゃんと見えおるからのう...
あとでわしと一緒にお祈りするのじゃ」
虎丸
「がっはっはっはっはっはっは!!
ま~~たもらした♪もらした♪
うり坊は小便垂れじゃ小便垂れじゃ♪
情けないやっちゃのう~~♪♪」
和尚様
「こりゃあっ!!虎丸っ!!
うり坊の失敗を...
笑ってからかうんじゃないっ!!
この大馬鹿もんがっ!!」
「ボカッ!!」
虎丸
「う・・・う・・・
うぅ~~・・・・
ま・・・また和尚がわしに拳骨を・・・」
うり坊
「とらまるのいじわるっ!!
とらまるだって、百太郎と相撲した時・・・!!」
百太郎
「ほうじゃ・ほうじゃ♪
虎丸、うり坊ばかりを責めたらダメじゃぞ、虎丸だってわしと相撲で勝負して、張り手でふっとんだ時に...
いっぱい小便もらしてしもうたじゃろう?」
虎丸
「ち・・・ち・・・ち・・・!
ちがうわいっ・・・!!!
あ・・・あれは・・・
風神様と雷神様がわしに雨を降らせたんじゃっ!!
しょ・・・小便もらしたのとは・・・
ち・・・ち・・・ちがうわいっ!!」
和尚様
「ウソついても無駄じゃ・・・
ちゃんと証拠写真を虎之助が送ってくれたからのう~・・・」
(証拠写真↓)
虎丸
「さぁこい!百太郎!
村一番の力持ち!
横綱力士の虎丸様が相手じゃ!!」
虎丸
「わしのぶちかましをくらわして、小便チビって泣きベソじゃっ!
がーーっはっはっはっはっはっは!」
百太郎
「おめぇさんが虎丸という横綱力士か、小っこくてめんこいのう~♪
仲良うしてくれな♪」
虎丸
「わ・・・!わわわわ・・・!!
な・・・なんじゃコイツ・・・!!
わしよりもうんと大きいやないかい!!」
虎丸
「あ・・・あ・・・あうぅ~・・・
ど・・・どうしよう~・・・
わ・・・わし・・・
小便・・・しとうなった・・・
も・・もう・・・我慢できへん~・・・」
虎丸
「あ・・・あかんっ・・・!!
もれる・・・もれる・・~~!!
もう限界じゃぁ~~~っ!!!」
虎丸
「あ・・・あ・・・・あぁ~~~あ・・・・ぁぁぁぁああ・・・」
(実写版↓)
「じゃわぁ~~~・・・・・
じょわじょわじょわわ~~~・・・♪」
(イラスト版↓)
虎丸
「あぁぁぁぁ~・・・あ~~~!!
うわあぁ~~ぁぁ~~・ああん・・・
小便が溢れだして止められてへん~~・・・!」
(ポタ...ポタ...ピチャリ...)
「百太郎」
虎丸いくぞ~~~♪
ハッケヨォ~~~イ・・・
のこったあっっ!!!
百太郎
「どぉすこぉーーーーいっ!!!」
虎丸
「ぐぅあふぅっ!!」
虎丸
「・・・・・・・・・・・・・
ど・・・どないしよ・・・・
わ・・・わし・・・
小便ぜんぶチビってしもうたがな・・・」
うり坊
「ぎゃはははは♪♪
虎丸がもらした♪もらした♪もらしたやぁ~~~い♪♪
虎丸やっぱり情けな~~い♪♪」
百太郎
「虎丸は、赤ちゃんみたいでめんこいのう~♪
あの後川で一緒に廻しを洗いにいったんじゃが、虎丸は泣きっ面に拗ねたまんま、ずっとふてくされておったからのう~♪」
和尚様
「やれやれ・・・
わしは情けなくて恥ずかしいわい・・・」
虎丸
「う・・・う・・・う・・・
うわぁぁ~~ぁぁああん・・・!!
和尚のアホ~~~!!
うり坊や百太郎までわしをバカにしおって~~~・・・!」
うり坊
「ぎゃはははは♪
虎丸の泣きベソ♪泣きベソ♪泣きベソやぁ~~~い♪」
百太郎
「虎丸、泣いたらあかんぞ、男の子なんじゃから♪」
青いトマトのうり坊
天狗様よりも雷神様よりも風神様よりも強~い・村一番の力持ちな横綱力士
虎丸
虎丸・うり坊の父親のような存在、面倒身の良い、ぽっちゃり和尚様
なんともおバカなお話ばかりでしたが、正式な「おやちゃいぼうず」のお話もいつかは書いていこうと思います...
さてさて...
果たしていつの頃になるのやら...