どすこい!西郷虎之助の七転八倒!

「西郷虎之助の人生は七転び八起き」の筆者・西郷虎之助でございます、この度Yahoo!ブログからようやく移行致しました、初めての方も、これまでお馴染みだった方も含め、新境地でお楽しみ頂けたら幸いです、どうぞこれからも意地っぱりで泣きベソ坊主な「虎之助」をどうぞ宜しくお願い致します。

Boarding ~ 消防士への道~第四話「涙のカミングアウト」

西郷…
念ずれば花開く…
自分の力を信じて一生懸命頑張れよ
俺の願いだ…

はいっっ!!!
3年間勉強し、これまで培ってきた知識を存分に発揮し、一生懸命全力でぶつかりますっ!!

ようし…
その言葉信じているぞ!
西郷っ!敬礼っっ!!

はいっっ!!!
8番隊員!!

「西郷虎之助ですっ!!」


深山町で生まれ育った、深山中学相撲部員、及び泣きべそ坊主の「西郷虎之助」

日本消防庁消防隊員訓練学校の、泣く子も黙る鬼教官、及びレスキュー隊の隊長でもある大男「横田強」

性格も体格も大きく反比例するこの2人

これから様々な試練と困難が待ち受ける事になるだろう

横田教官は虎之助の何を見い出し選び抜いたのか…
それはまだ虎之助本人にも分からなかった…


消防訓練学校の宿舎、長く冷たい廊下を横田教官に合わせて早足にここまでやって来た

これから受講生の皆が各班で生活を共にする寮部屋

この後すぐに始まる採用試験の第一次試験

虎之助や他の受講生達にも次々と課題が課せられる


4日後…15人は全員無事に試験を合格する事が出来るのであろうか…?

横田教官により、寮部屋「101号室」の扉が今開かれる…



Boarding ~ 消防士への道~
第四話
「涙のカミングアウト」

横田教官
「よーし!それじゃあ、これから寮部屋での生活ルールを説明するからなー!」

横田教官はそう言うと、「101号室」の扉を開けた

受講生の皆は、小さな扉を覗き混むようにして中を見ようとしている

虎之助も後ろの方で背伸びをしながら中の様子を伺おうとしていた

すると横田教官は

横田教官
「お前ら入り口で何を覗き混むように見てるんだ、遠慮しなくていいから皆入った!入った!」

と、横田教官は、受講生達の背中を押しながら皆にそう言った

そして

横田教官
「ほら、西郷どん!お前はチビのデブなんだから、そんな後ろじゃなくて前に出ろ!出に!」

横田教官はそう言いながら
、虎之助の尻を2発「パンッ!パンッ!」と叩いた

すると

近藤真彦
「横田教官、本当に虎ちゃんにベタ惚れッスねぇ~!
皆さん今の見ましたか~?
完全なワイセツ行為、セクハラで~す!(笑)」

マッチがまたふざけて茶化すと

12番隊員、関勇治
「横田教官ってなんかホモ…いえ…ソッチ系っぽいな…
あ…悪い意味じゃないです、怒らないで下さい!」

10番隊員、杉山文男
「いや、僕、西郷さんも初め見た時、なんとなくそれっぽい…ていうか…ゲイッぽく見えたんで…
あ!西郷さんごめんね、気にしないでね!」

藤田大輔
「え~!?それってもしかして!男が男を好きになるって事ですよねぇ~!」

匠大学
「そや、いずれは2人が親密な仲になるっちゅう訳や、大輔も気をつけるんやな」

15番隊員、田中竜也
「どうりでなぁ~、横田教官が西郷君に対する扱いが皆と違いすぎるから、俺もそうじゃないかなぁ~…て思ってたら、皆同じ事考えてたんだなぁ~」

9番隊員、村上秀一
西郷どん気を付けなよ~、ボヤボヤしてると横田教官に食われるぞ~」

3番隊員、渡辺守
「いや、俺、飲み屋でバイトしてた事あるんやけど、結構ホモって多いよ、ホモには特有のファションがあって、それで一目でも分かるようになってるんだぜ」

と、皆がそんな話題を話し始めた時…

鬼の怒りが炸裂する

横田教官
「やがましぃんじゃあぁぁぁぁぁぁああ!!!!!
これから俺が話そうとしてる時に誰が無駄話しろといったんじゃゃぁぁああ!!
!!
お前らじゃかましぃんじゃあっっ!!!グォラァッッ!!!!!!」

部屋全体に響く横田教官の爆大な罵声が炸裂

先程は会議室で広く響いていたが、この寮部屋の狭い空間に怒号で怒鳴られると心臓が破裂するんじゃないかと思うくらいにビビる

微かに部屋の壁から「ビリビリ…」と聴こえたのを虎之助は聴き逃さなかった

罵声の後、横田教官を茶化した受講生は、一人一人「すみませんでしたっっ!!!すみませんでしたっっ!!!すみませんでしたっっ!!!」
と、皆バラバラだがハッキリと大きな声で謝る

横田教官
「…ったく!!甘い顔を見せるとすぐこれだ!
たから俺は常に厳しく言っている!
ここは学校だから許せるが、火災の現場だったら絶対に許されんからなっ!!
お前らしっかり気ぃ引き締めろよぉっ!ゴラァッ!」

受講生
「はいっっっ!!!」

横田教官
「それとだ、俺はホモやらゲイやらレズやらの性差別が大ッッ嫌いなんだっ!!

これは自身が生まれ持って授かった性なんだから良い事なんだっ!

自分ではどうしようも出来ないし、決して病気なんかでもないんだっ!

それを社会や世間では「気持ち悪い」「病気だ」等平気で発言する人間どもが、わんさかいやがる!

俺はそういう差別は絶対に許さんっっ!!!

わかったかぁぁぁああっっっ!!!」

受講生
「はいっっっ!!!すみませんでしたっっっ!!!」

虎之助は、横田教官のそういった、正義感、悪いことは悪いとハッキリ言う人間味のある魅力と男気を感じ、少しだけ心が動かされた…

横田教官
「いいかー!今はまだ試験前だからこの程度だが、訓練かま始まったら俺の恐さはこんなもんじゃないからなー!覚悟しろよー!」

受講生
「はいっっっ!!!」


横田教官
「はいー!、それでは寮部屋での生活ルールを話すぞー」

横田教官は、部屋の奥にある窓のカーテンを開ける

すると部屋は一気に明るくなり、部屋内の様子が分かりやすくなった

まず、2段ベッドが左右両端に設置され、その手前には小さな机と椅子が4セットづつ置かれていた

部屋は学校の教室のような香りがする

横田教官
「まず、この後、10時から採用試験が始まる、それまでの間、荷物を置いたら各班でベッドや机の使う場所を決める事

基本、就寝時間は午後11時になっているが、早ければ10時、遅ければ12時までの間ならば就寝時間は少々ズレが生じても構わない、これも各班で話し合って決めるようになー!」

受講生
「はいっっっ!!!」

朝は7時起床、校歌が放送で流されるから、速やかに起床して朝の準備に備えるようにな!

7時半から8時半まで朝食、すぐそこの食堂だ、おかわり自由だからしっかり食べておくんだぞー!

9時から明日の第一次試験が始まる、12時の昼食後、午後からは第二次試験の基礎体力テスト、身体検査になる、今夜はしっかり休んどけよー!」

受講生
「はいっっっ!!!」

横田教官
「訓練が始まったら、各班で掃除当番や食事当番の順番、あと雑用係や報告書の提出等がある、まぁ…これは試験合格してから詳しく話す事になる

あと土日に晴れていたら、ちゃんと布団やマットを屋上に干す事、シーツの洗濯も忘れるなー」

受講生
「はいっっっ!!!」

横田教官
「よし!ま!今日はそんな所かな、分からない事があれば、俺や学校内にいる消防隊員に聞くと良いからな」

受講生
「はいっっっ!!!」

横田教官
「え~…っと、今何時か…
試験まであと1時間弱だな…
よーし!
それじゃあ各班、其々寮部屋へ行って良いぞー!
10時5分前には3階の教育学部センターに遅れず来るようにな!
試験までの僅かな時間、しっかり復習したり、班での寮生活のルールを決めておくよーに!では一時解散!」

受講生
「はいっっっ!!!
ありがとうございましたっっっ!!!」

受講生の皆が大きくハッキリした声で返した後、横田教官は再び虎之助の前に来て言った

横田教官
西郷どん!試験前には忘れずトイレに行っておくんだぞ!
なんかお前やらかしそうな顔しとるからな!」

虎之助は内心「ギクッ!」とした、その動揺した表情はすぐに横田教官に見透かされてしまった

横田教官
「やっぱりな…
俺は一目ですぐにわかったぞ」

虎之助は顔を真っ赤にしながら、自分が持っている悩みの体質について話すかどうか悩んでいた…

虎之助
「あ…あの…
横田教官…
ちょっと…
ちょっと…あちらに来てもらっても宜しいでしょうか…」

と、周囲の目を気にしながら控えめに伝えると

横田教官
「こら!何度注意すれば分かるんだ!?」

虎之助
「あっ!は…はは!…はいっっっ!!!
横田教官!お話がありますっっ!!!
少し離れた場所に来ていただけませんでしょうかっっ!!?」

横田教官
「ここで話せばよかろが」

と、一刀両断される

虎之助
「い…い…いえ…っっ!!!
あ…あ…あのっっ!!……」

ハッキリしない虎之助に横田教官は小さくタメ息をつきながら

横田教官
「はぁ…別に恥ずかしい事じゃないんだからハッキリ言え!」

虎之助
「い…言いにくいんですっ!皆の前では…!」

かろうじてハッキリ答えようとする虎之助に、他の受講生達もざわめき始める

それを見かねた横田教官は

横田教官
「あのなぁ、西郷…
漏らしてからじゃ遅いんだぞ!?」

と、再びバッサリ一刀両断される

それを聞いた他の受講生達が口を開きだした…

藤田大輔
「え~…?漏らしてからじゃあ遅いってどういう事なんですか…?」

近藤真彦
「大ちゃん大ちゃん…
また怒られるよ、シィー・・・・」

匠大学
「なんや、西郷どん、頻尿体質やったんか?」

杉山文男
「膀胱炎とかじゃない?僕のお袋もたまになるよ」

渡辺守
「いや…最近の泌尿器科系は結構病気の種類もたいぶ増えてますよ…
切迫性尿失禁とか…」

田中竜也
「脊髄損傷したり、脳を手術した後遺症で排尿傷害になるの知ってるか?
友人がバイクで事故ってオムツ生活になったぞ」

村上秀一
「え~…西郷どん、大丈夫なんかよ?」

皆が其々の知識で話し出すと、再び横田教官が横に割って入って来た

横田教官
「おーい!まてまてまて!
そう不信にざわめくな!
西郷が余計に気にしてしまうだろ!?」

「良い機会だから話しておくぞー、あのな、この消防学校でも稀にだが、試験中や座学中に失禁、つまりお漏らしをしてしまう者が少なからずいるんだ、後で話を聞いてみると、「教官に怒られそうで言えなかった」「始まる前にちゃんとトイレに行ったけど、またすぐに催した」の2答だった」

「だからと言って別に恥ずかしい事でも何でもない、ただ本人の体質や精神的なものも左右されている」

「中には精神的ショックを受けて消防学校を去ってしまった者もいる、
これは少し問題になってな、試験前や座学中、訓練中にトイレを催した場合はすぐに報告するように強く呼びかけるようになったんだ」

藤田大輔
「え~…、僕の高校ではそんな人居ませんでしたよ~」

横田教官
「それはたまたま、世間ではこういったトイレの悩みを抱えている人がたくさん居るんだ」

「で、西郷…
お前はどうなんだ…?
恥ずかしがらなくて良いからここで吐き出してスッキリしろ、誰も偏見はしないから」

横田教官と受講生の皆全員の視線は自分の方に向かった…

僕は観念した、横田教官と同期の受講生達に自分の体質について話す事にした


虎之助
「あの…、大事な場面、緊張する場面、トイレに行けない場面になると、急に強い尿意を催したり、お腹が痛くなってしまう事が多々あります

前の仕事では、その事について理解をしてもらってたので、どうにか問題なく勤める事が出来ました

平気な時は5時間位トイレに行かなくても大丈夫ですが、症状が出てしまうと、10分おきに行かなければ間に合わない位酷くなります、この体質は中学に入学した当初に発症し、かなりトラウマになっています、本当に悩んでいるんです、在学中、皆様には御迷惑をお掛けする事がありますが、どうかご理解願います…」

横田教官
「よく言った、それでいいんだ虎之助!
で、やらかした経験は?」

虎之助
「あります…
中学の入学式と、美術の時間と、相撲の試合前に…」

田中竜也
「入学式とかキッツいなぁ~、俺だったら転校するわ」

虎之助
「転校するって、学校や親に相当ゴネまくりました…
結局無理でしたけど…」

横田教官
「よく話してくれた、いいんだぞ、それで、お前はお前なんだからな!」

「おそらく西郷の場合は心因性による頻尿だ、これはいくら薬を服用してもなかなか治らないんだ」

虎之助は、横田教官の鋭すぎる観察力には本当に驚かされた、新人を見る目はプロ中のプロだと言っていた言葉は満更嘘では無かったんだと実感させられる

近藤真彦
「まぁ、虎ちゃん、そんなん気にしられんよ、別に迷惑でも何でもないけんね~」

匠大学
「ほうやほうや、気にせんこっちゃな、万一失敗してもちゃんと掃除しといてやるから大丈夫や」

近藤真彦
「え~…ちょっとその言い方、匠のおっちゃん酷くない~(笑)!?」

匠大学
「おっちゃんって何やコラッ!(笑)」

藤田大輔
「横田教官って凄いですねぇ~!
どうして虎之助さんがそんな体質だって見抜いたんですか~(驚)」

大ちゃんがそう言うと、横田教官は虎之助の頭をポンッと軽く叩く


横田教官
「漏らしてしまう子の共通点はな、こういう真面目で神経質のおっとり型のナイーブな男と決まってるんだ、西郷の顔を見てみろ今にも泣き出しそうな表情してるだろ?」

1番隊員、三宅祐一郎
「あー!西郷くん、本当に泣きそうな顔してるよ!?大丈夫!?」

近藤真彦
「あーあ!虎ちゃん涙出よるじゃん!(笑)」

匠大学
「マッチが泣かしたんや!マッチが!(笑)」

藤田大輔
「虎之助さんの目がキラキラしてなんか女の子みたい~(笑)」

杉山文男
「やっぱりコッチ系やなぁ~…あ!差別じゃないよ」

田中竜也
「あ~皆が茶化すから益々西郷くん泣いてるよ!(笑)」

関勇治
「あははは…(笑)大丈夫!?虎之助くん!(困惑)」

横田教官
「えっ!?俺は冗談で言っただけだぞ!?
コイツホンマに泣きよるんか!?」

横田教官は皆の茶化しに驚いて、虎之助の顔を上から覗くように見た

すると、虎之助は本当に涙をボロボロ流し、鼻水まで垂らして泣いていた

泣きながら虎之助は、声を詰まらせながら喋りだす

虎之助
「あ…あり…グジュッ!ありがとう…ござ…います…
こ…こんなに…アフッ!
理解して…くれ…く…ぐ…くれる…なんて・・・
嬉しいんです・・・・・

い…今まで…ずっと…悩んで…いたん…です・・・

だけ…ど…
周りは…全然…グシッ…理解して…く…く…ぐれなかったんですぅ~~~
うぁ~ぁ~は~ぁ~ん…!

同級生にも…散々バカにされて…両親も…ぜ…全…然分かってくれ…なかっ・・・ヒクッ!」

ここまで言った時だった…

横田教官
「わかった!わかった!わかった!西郷どん、そんなに泣くな!
まだ試験前にそんな顔してたら俺が虐めたみたいになるだろう!はっはっはっは…(困笑)」

横田教官は困った顔で虎之助を冗談半分で抱き締め、少し伸びた坊主頭と背中をポンポンと軽く叩いた

訓練によって鍛えられた逞しい胸板と腹筋だった…

ゴツゴツした男の手

消防隊員憧れのオレンジの制服から優しい香りが漂う、怖いけど、時に優しい一面もある男らしい横田教官に、冗談半分でも抱き締められ、虎之助は今までに感じた事のない感情が込み上げてきた

横田教官はポケットからハンカチを取りだし、虎之助の涙と鼻水を拭った

横田教官
「お前が何か悩み事を隠しているのは顔を見てすぐにわかった、でもこれでスッキリしただろ?
トイレの心配はするな、何回でも行かせてやるからな、大丈夫だ!その体質、俺の手にかかれば絶対に変えられる、卒業するまでには治してやる!
だからな、今は泣いてる場合じゃないぞ!これから試験なんだからな!」

虎之助
「は…はい…(泣)」

横田教官
「試験絶対合格しろよ!約束だぞ!」

虎之助
「はい…(泣)」

横田教官
「声が小さい!」

虎之助
「はいっっっ!!!頑張りますっっっ!!!(泣)」

横田教官
「…ったく…こんなに早くも泣かれるとは思わんかった(困笑)、ほら、もうガキじゃないんだから!いつまでもメソメソ泣くなっ!!
男だろっっ!!!
しっかりしろっっ!!!」

虎之助
「はいっっっ!!!(泣)」

横田教官
「よーしっ!それじゃあ皆、各班の部屋へ行って、生活ルールと試験の準備に備える事!いいなっ!?」


受講生
「はいっっっ!!!」

近藤真彦
「本当、虎ちゃんどうする~?大丈夫なん!?」

杉山文男
「なんか金八先生みたいになってますな(笑)」

匠大学
金八先生やったらここにマッチがおるでぇ~!マッチが!」

田中竜也
「えっと…、西郷の「さ」に、匠大の「し」だから、
「さしきんトリオ」でいいな?(笑)」

匠大学
「お前古いのぉ~、歳いくつや」

藤田大輔
「なんですか?その「さしきんトリオ」って?」

匠大学
「ま、平成生まれのガキには分からんこっちゃな…」

近藤真彦
「も~こんなおっさんらの会話なんか付き合ってられんわ、ちょっと早く102号室行かんと試験間に合わんやろ!(笑)
大ちゃん、虎ちゃん、おっさん集まってー!問題児の2班集合~!!」

今日から同じ部屋で共に生活する2班の問題児4人組

自身の悩みを打ち明けて気持ちが楽になったが、今だに涙が止まらない泣きべそ虎之助

何事にも明るく前向きな性格で物怖しないボジティブな最年少の元高校野球少年
藤田大輔

愛想のない表情と喋り口調は職人気質からの名残
元鳶職人の
匠大学

高校を卒業した後、様々な地方を転々と巡りながら働いてきた自由人のフリーター
近藤真彦

この個性溢れる4人が、この日本消防庁消防隊員訓練学校で寮生活を始めると…

一体どうなってしまうのか…!?

そして採用試験の行方は…!?

虎之助や他の14人の受講生達は無事、採用試験に合格する事が出来るのだろうか…

朝陽は高く登り、消防隊員訓練学校の校舎はさらに一際明るく映えていくのであった…

第5話へと続く

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