どすこい!西郷虎之助の七転八倒!

「西郷虎之助の人生は七転び八起き」の筆者・西郷虎之助でございます、この度Yahoo!ブログからようやく移行致しました、初めての方も、これまでお馴染みだった方も含め、新境地でお楽しみ頂けたら幸いです、どうぞこれからも意地っぱりで泣きベソ坊主な「虎之助」をどうぞ宜しくお願い致します。

ふんどし締めて!四万十川を泳ごう!ふんどし坊主の「ふるさと一番!」第208回目

皆様こんにちは!

毎度ありがとう!

相も変わらずふんどしデブ坊主の虎之助です!

御盆前から別格二十霊場礼記の記事が続いていましたが…

やはり

同じテーマばかりの記事を書いていると

正直・・・

「飽きる」

次は別格二十霊場、第八番札所「十夜ヶ橋、永徳寺」なのだが、この寺院はお遍路に関してなかなか重要な歴史がある、さらに次の札所は更にもっと重要な、お遍路が始まったのはここからがだ!っという深い歴史がある寺院となる

普通の紹介では駄目だな…

この二つの寺院は、わしもちょいとばかり奮闘しなければならない…

と…いうわけで、今回は明るく楽しい?内容の記事を書こうではないか!

で…以前から考えていた

自然、寺院、街並み、風潮、歴史、四国の良い場所アレコレ紹介いたします!!


ふんどし坊主の「ふるさと一番!」

今日は記念すべき第一回初回放送?ということで…


かなぁ~り美味しいネタをご用意したんですぜぇ~~~

今日のテーマはこちら!!



ふんどし坊主の「ふるさと一番!」第一回

~褌締めて、四万十川を泳ごう!~


そうなんです!いつも滝修行場でしか褌を締めない虎之助が、沈下橋が差し掛かる四万十川を、褌一丁で泳いで来ました!


しかも昨日ですよ!!


これまで幾多も褌姿を載せてきたが、殆ど滝修行場のみ

褌愛好家の中には、海水浴場やプールといった公共の場でも堂々と褌を締めている強者もいる

一般の方から写真を求められたり、一緒に写真を撮ったりと、その威風堂々とした褌男こそ古来の日本男児が持っている象徴なのではないだろうか…


しかし…

自分には、家族連れやカップルが多い海水浴場やプールで褌姿になる勇気が無い…

う~ん…
あれだけ滝に打たれているのに全く情けない…


駄目だ!!
怯んでも何も始まらない!!

海水浴場やプールは無理でも…

四国には面河渓や四万十川仁淀川という四国三大清流があるではないか!!


よし!

わしも泣きベソで意地っぱりだが
しっかりキン○マついた男の子!
ここで諦めてたまるものか!

雪が降る中でも褌締めて滝に打たれてきたんだ!

もっと自分に自信を持て!!




前から思考していた、褌姿で四万十川を泳ぐ…!!

これを昨日!早速実行してきました!


それでは記念すべき、四万十川での褌デビューの様子をご覧あれ!!

尚、ふるさと一番!では、丁寧な言葉表現を避ける形をとっておりますので、以後お見知りおきを…







ふるさと一番!第一回

~ふんどし締めて、四万十川を泳ごう~



今年五月のゴールデンウィーク

ポンコツ丸で高知県に行ってきたのはまだまだ記憶に新しい

十数年前
しまんとえれじぃ~で、あつしさんと高知県を旅行して訪れた「松葉川温泉」


その一年前、既に一人で高知県を散策していたのだが…

松葉川温泉の近くに「作屋」という地区があったのを今でも覚えている

四万十川に、古い沈下橋もある

小さな学校に小さすぎる商店街

田畑広がる咽かな美しい癒やしの故郷

「作屋」

自分が初めてこの場所を訪れたのは、夜中の2時頃

長い運転に疲れて、そろそろ眠ろうと
車を路肩に寄せてシートを倒して寝ようとしたのだが…

まだ三月終わりの早い春

この山奥では夜、真冬並みの厳しい寒さが待っていた

布団や毛布、枕までも用意をしてこなかった事を、この時相当悔やんだ記憶は鮮明に覚えている

空は満天の星空


やがて窓は白くなり周りが見えなくなる

車内で吐く息さえも白い…

ジャンパーとトレーナーを布団代わりにしていたが、体はどんどん冷たさに耐えられず震えて寝られない…


仕方が無いので、エンジンを掛けてヒーターをつける

しかし…
ヒーターをつけて寝ていると暑くなり途中で息苦しくなる

エンジンを切ってまた眠りにつくと、またすぐに車内の温度は下がり冷たくなる

その度にまたエンジンを掛けての繰り返しで、夜は全く熟睡が出来なかった


カーステレオのカセットテープ

ポルノグラフィティの2ndアルバム

「foo?」を録音していた


「夜明け前には」「デッサン#2春光」

この2曲を聴く度に当時の眠れぬ夜の記憶が蘇るのだ

ポルノグラフィティは、1stアルバムの「ロマンティストエゴイスト」と
2ndアルバムの「foo?」が最高だと思っている


そして待ちに待った
朝が来た…


次第に空は

満天の星が消えて
青い空へと変わってゆく

その時に見た光景は

信じられないくらい
今までに見たことないような綺麗で咽かな風景だった

山も、田んぼも、川も、家も

全てが朝日の光を浴びて耀いている

眩しいくらい


ゆうべは到着したのが夜中で真っ暗だったからわからなかったが…

こんな美しいところだったなんて…


エンジンを掛け、サイドブレーキを下ろしてアクセルを踏み

その幻想的な風景の中を車で走ってみた



田んぼの真中の細道を
緑模様のバスが朝早くから通っている

運転手さんが手ぶりで「おはよう」と、こちらに挨拶してくれているのがよくわかる…

冷えている体
心が暖かくなった

なんて素晴らしい所なんだろう

いつかまた必ず来よう




あれから十数年

この場所に再び訪れる事は無かった

今年の五月に松葉川温泉に入りに行った時、「作屋」に寄ってみようと思ったが、時間の都合上出来なかったのだ


しかし、2016年の9月10日

ついに念願の想いを叶える為に
この地へと向かった

二つの目標を達成する為に



まず1つは

四万十川を褌で泳ぐ事と

褌締めて、沈下橋をバックに写真を撮ってみよう!

3カ所の沈下橋で、それぞれ写真撮影が出来る場所を見てみると

やはり「作や屋」にある沈下橋が撮影には最適の場所だったので、ここに決める





虎之助がついに

滝修行場以外での褌に挑戦した!

先ずは約束

「絶対に水深が深い所や、流れの強い所へは近づかない」

四万十川のような大型の川は大変危険であり、無茶をすれば命を落としかねない

実際に四万十川での水難事故は
今現在までも発生している危険な川

自然の力を絶対に舐めてはいけない

これだけは肝に銘じよう






作屋に到着すると、沈下橋「清水ヶ瀬沈下橋」の麓へゆっくりと下り、川辺へと向かっていく
足場が思ったよりもゴツゴツして悪い

川辺へ着くと、すぐさま裸になり
六越褌を締めて四万十川へと入っていった

沈下橋をバックに、裸に坊主頭を光らせる虎之助

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到着したのは午後の2時頃
9月の日差しはそれほどに強くもなく、日焼けの心配も無かった

雲の流れもあってか、日陰になる事も多かったので、その日は丁度良い川遊びだった

そしてついに念願の目標を達成!
光る頭に広い背中、まん丸お尻に真っ白な六越褌をグッ!と締め込んで堂々と登場!!これが日本の古来から伝わる本来の褌姿だ!!

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足元の石を積み重ねた物でしか撮影出来ないので、沈下橋が見えにくいが
とりあえず目標は達成したぞ!

全く違和感なし!
それどこれか、歴史ある沈下橋に褌姿がしっかり合わさっている

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今まで林に囲まれた薄暗い滝修行場でしか撮影していなかったが、青空の下
太陽の光に照らされた褌坊主
普段よりも一層冴えて眩しく映る


後ろの縦褌がグイッ…!と締め上げらる事により、菊門が刺激されて息子も元気になり堂々とした気持ちになってくる

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足場が悪くて歩くと痛い、今のスマホはタイマーが5秒までしかセット出来ないから難点だ

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よいしょっと…
虎之助お馴染みの蹲踞姿勢

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肌の色が明るく坊主頭も光輝く

締め込み褌は、縦褌の食い込みが強すぎて痛いが、やっぱりそこは六越褌が優れ物!!

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布が柔らかいのでしっかり前も後ろも気持ち良いぜよ!

あらら?
褌はずしちゃったの?と一瞬スッポンポンに見えて驚くかもしれないが…

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大丈夫!!しっかり締めてます!


川に入ると傍から見れば緩やかそうな川の流れなのかなと思いきや…
踏ん張っていないと流される程の強い水流を目の当たりにする

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やはり自然の力は侮れない…

沈下橋や川端を歩いてこちらを見ている人も居たが、もう大丈夫!一度褌姿になれば慣れてくる、堂々としよう!
しかし、一人のおじさんが30分ぐらい此方を見ていたのはちょっと落ち着かんかった、不正漁者と思われてたんやろうか…?

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時折太陽が雲に隠れてこのように影がかかることも…

すっかり褌姿の川遊びに御満悦の虎之助

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今回初めて褌を締めて泳いでみたが、大変泳ぎやすい事に気づかされた
六越褌は前垂れがあるので、六尺褌だったら尚更優れているだろう

わしもそろそろ六尺褌買おうかな…

川の水もさほど冷たくなくて丁度良い
結構長いこと川のなかに入ってたなぁ

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なんとも間抜けな加工

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何をみている!?

たまにこんな失敗も…

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すってんころりんあいたたた♪
このCM覚えている人いる!?


ここで少し調子にのる

もう少し奥まで入ってみよう、どれぐらいの水流の強さがあるのかな?

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…と、奥に進んで行くと…

「ボッチャンッ!!」

虎之助
「グァボッ!!」


川底に大きな岩があるのだが、その先を進んだ時
岩は足場に無く足が届かない深みにハマってしまう

これには褌を締めている今の息子も菊門も元気万端状態のわしでもビビってしもうた…

まさかこんなに深かったとは思わなかったのだ

更に水流はもっと強く、あっという間に十メートルも流されてしまった…

傍から見ればあんなに緩やかに流れてるように見えるのに…
台風や大雨で増水した川だったら絶対に助からないということがよくわかった…



龍玄さん
「虎坊や、ほじゃから川で調子に乗るなと言うたんじゃ!」

龍玄さんの声が
雲の隙間から差し込める太陽の光を通して届いた……(ように聞こえた)


虎之助
「龍玄さん…ごめんなさい…
もう絶対に悪ふざけはしないよ…」


お空の上から叱ってくれた龍玄さん、ありがとう…


一時間半ぐらいかな…
ずっと川の中で自然と褌を堪能した


川に背中から浸かって広い空を眺めて考えてみたんやけど…


生きる喜びってこんなもので良いと思う

だって、いくら川で褌姿になるのが恥ずかしいからって、躊躇して諦めて…

死んでしまう直前になってから後悔しても遅いやんか…

海水浴場やプールは…
ハードル高すぎて躊躇してしまうけど…


自分が出来る範囲から始めてみたんでも良いんじゃないかな…?


人生には楽しい事が山ほど溢れているんだよ

ただ何もせずにぼんやりと流されてしまうだけの人生なんてもったいないと思わない?


それを見つけて実行するのは
自分の行動次第なんだから…

高いお金を払って人集りに溢れたディズニーランドやUSJなんかに行かなくっても…

楽しい事は以外と身近に潜んでたりする


こんな小さな望みでも

今日の出来事は絶対に一生忘れられない一日になるんだぞ~!!




日も西に傾き、黒い雨雲が流れてきて真上から西日を塞ぎだした



「ぶるるるる…!!」
冷えてきたのか急に体が身震いする

辺りも段々気温が下がり、だいぶ涼しくなってきた…


虎之助
「体が冷えてきたなぁ…
そろそろ帰ろう…」

そう呟いて、川辺へ戻ろうと歩いていたら…


あ・・・

「…おしっこしたくなった…」




「う~・・・ん・・・」


着替えてから後で立ちションするのも面倒やなぁ…

迷った挙げ句
もう一度川に浸かり、屈んで蹲踞姿勢になり胸元まで浸かる…

そして…

「はぁ~・・・あ・・・」


龍玄さん
「しょうがないのう…虎坊や、今回だけは見逃してやるが、次からは川を汚してはダメじゃぞ…」


再び龍玄さんの声が、雨雲の隙間から差し込める太陽の光を通して届いた(ように聞こえた)


虎之助
「あははは…
龍玄さん見てた…?」


龍玄さん
「あたりまえじゃ、皆の目は誤魔化せても、わしの目は誤魔化せんぞ」


虎之助
「はい…ごめんなさい」

龍玄さん
「川から上がる前に、印を組んで経を一端唱えるのじゃぞ、後はお不動様の御真言と大師宝号も忘れてはならぬぞ…」


虎之助
「はい!龍玄さん」


それからわしは、龍玄さんの言葉に導かれ、経と御真言に大師宝号を唱えた…

今日も楽しく
一生懸命に生きる事が出来ました

感謝の気持ちで

合掌

南無大師遍照金剛



ついでに
わしのおしっこが無事に海まで辿り着く
まで、無事に帰れますよう導いて下さい…


そしてわしは川から上がり、スッポンポンで着替えた

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このまま無事に帰れると思いきや…

なんと夕立に遭遇、更には道を間違えてしまうという災難に遭われた…

龍玄さん
「四国最後の清流と慕われている四万十川でおしっこをしたバツじゃよ、虎坊や…夕立に降られて少し頭を冷やすが良い、がっはっはっはっは・・・」


道に迷って夕立の大粒の雨が振りつける中、わしは咄嗟に無断で民家にある倉庫の狭い軒下の中に身を潜めた


山々を濡らす雨の中に

龍玄さんの笑い声が聞こえてきたような感じがした…


虎之助
「子供の頃から可愛がってくれた大好きな龍玄さん、大人になっても泣きベソで駄目な僕だけど、これからもずっと見守ってて下さい…」



軒下の屋根は狭すぎて

大粒の雨が僕の頬を伝ってゆく

それはほんとうに

夕立の雨粒なのか

それとも…

優しかった恩師の笑顔を思い出してしまった懐かしの涙なのか…


帰路に戻りたくても戻れない

帰りたくても帰れない

空はどんどん暗くなってゆく

高知の山奥から抜け出せない…

生まれ育った愛媛の空が恋しい…





「雨、やまないかなぁ…」

わしは狭い倉庫の軒下で
ずっと雨宿りをしながら

一人呟いた…



ふんどし坊主の「ふるさと一番!」

~ふんどし締めて四万十川で泳ごう!~

(終)





おまけピンナップ

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昨日は下着にプロレスパンツを穿いていたのだが、長時間の着用はあまり良くないかも…

パンツ痕がくっきりとついてしまうんだわなぁ…


今回初めて
褌を締めて四万十川で泳ぐ事ができ、更なる自信に繋がったぞ!

むんっ!!

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日焼けした腕の肌が
今年の夏の暑さを象徴させる…


夏過ぎて…
ツクツクボウシの嫁探し

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