どすこい!西郷虎之助の七転八倒!

「西郷虎之助の人生は七転び八起き」の筆者・西郷虎之助でございます、この度Yahoo!ブログからようやく移行致しました、初めての方も、これまでお馴染みだった方も含め、新境地でお楽しみ頂けたら幸いです、どうぞこれからも意地っぱりで泣きベソ坊主な「虎之助」をどうぞ宜しくお願い致します。

「ボクの担任の先生は体育教師」~土曜ロングスペシャル版~

ボク
四月から深山中学校に入学した

福森しんのすけ

12歳


勉強苦手で運動オンチの
痩せっぽっちな男の子


そろそろ桜が終わりを迎える頃

だけどこれからは新学期

新しい中学生活
が始まるんだよね 




あーあ

中学校って小学校とは全くの別世界

大丈夫かなぁ~・・・

先輩に、いじめられたりしないかなぁ~・・・

中学校ってなんだか恐いけど・・・

ちょっぴりワクワクしたりもするんだよねぇ~・・・!!



心配だけど
あたってくだけろ!!

クヨクヨしたって
しょうがない!

カッコイイ学生服を着て
今日も学校へ

行ってきまーす!





「ボクの担任の先生は体育教師」
~土曜ロングスペシャル版~


やすじ
「おーい!
しんのすけ-!
おっはよー!」



しんのすけ
「あ!やすじ
おはよう~!」


やすじは小学校時代からの同級生で
ボクの幼なじみなんだ!

クラスは違うんだけれど
毎朝一緒に登校しているんだ!



やすじ
「なぁ~、しんのすけ
おまえって本当ついてないよなぁ~」


しんのすけ
「え?なんでー?」


やすじ
「だってさ~あ?しんのすけの担任って、あのブタゴリラじゃないか」


しんのすけ
ブタゴリラ
あぁ~・・・西郷先生の事?」


やすじ
「そ~だよ、名前の通り西郷隆盛みたいに太ってる先生

オレ、あんな恐そうな先生が担任じゃなくって良かった~♪」



しんのすけ
「うん、ボクだって
入学式の後、あのずんぐり太って恐そうな男の先生が教室に入ってきた時はもう絶望したさ」


やすじ
「その点オレは音楽の山本千鶴子先生だったんだよなぁ~♪

まぁまぁ美人だし、やっぱり担任は美人な女の先生が良いよなぁ~♪」



しんのすけ
「そおかな~?
ボク、初めは嫌だったけど、だんだん慣れて来たかな

怒ったらそりゃあ恐いけどさ、話すと案外優しいよ」


やすじ
「嫌ぁ~だよお!
だってブタゴリラって
見た目の通り体育の先生だろ!?

オレ運動苦手だからさ~あ、あの手の暑苦しい先生って苦手なんだよ!」



しんのすけ
「ボクだって体育は苦手だよ、確かに体育の授業の時は、いつも以上に声を張り上げるから恐いけど…

なんか・・・嫌じゃないんだよ・・・」




やすじ
「え~!?
なんでぇ~~~!?
オレだったら絶対に嫌だな!!」

入学式とか卒業式以外は
いっつもトレパンしか(ジャージ)穿かないって、噂で聞いたんだけど、ブタゴリラって参観日でもトレパンらしいぜ!」


しんのすけ
「参観日どころか、学校以外の
家に居る時や寝る時、外出する時でも全部トレパン穿いてるんだって…」


やすじ
「うっげ~~~!!
暑苦しい~~~!!」



しんのすけ
「西郷先生、体育の先生だから、きっとトレパンが大好きなんだよ・・・・」


やすじ
「お・・・おい・・・!?

し・・・しんのすけ・・!?」


しんのすけ
「・・・ん?
やすじ、どうしたの・・・?」



やすじ
「校門に立ってんの・・・
ブタゴリラじゃないか・・・!!」



ドドォーーーーーーンッ!!!

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しんのすけ
「あ・・・
ほんとだ・・・」



やすじ
「またあの紫トレパン穿いてる…」



しんのすけ
「西郷先生って、なんか凄く
お尻がモリモリだよね・・・」


やすじ
「尻はデカいし腹は出てるし
何なんだよ・・・
ブタゴリラそのものじゃねぇ~か…」



西郷
「おうっ!!
しんのすけ!!おはようっ!!」

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しんのすけ
「あ・・・
お・・・おはようございます・・・」

やすじ
「お・・・おはようござ・・・」


西郷
「ゴラァッ!!
2人とも!!声が小さいっっ!!!」


しんのすけ
「は・・・はひっ・・・!!
お・・・!おはよう・・・
ございますっっ!!」


やすじ
「う・・・ウゥ~オッス!!
お・・・おはようございまっす!!」


西郷
「まーったく!!
男の癖に蚊の鳴くような挨拶しやがって・・・

いいか!!一日の始まりは挨拶からだっ!!
社会に出ても、これだけは当たり前だという事を覚えとけよっ!!」



しんのすけ
やすじ
「は・・・はいっ!!
あ・・・ありがとうございますっ!!」



西郷
「ところでお前、何組だ??」


やすじ
「あ・・・あぁ~・・・オレっすか・・・?」


西郷
「オレっすかぁ~~??
オラァ・・・なんだその口の聞き方は・・・」


やすじ
「あ・・・しまった・・・」


西郷
「オレっすかじゃねーよっ!!
言われた事にはハッキリ答えろ!!」



やすじ
「は・・・はいっっ!!

ぼ・・・ボクは・・1組でございますっっ・・・!!」


西郷
「なんだ1組か・・・
担任は千鶴子先生だな・・・」



やすじ
「はははいっっ・・・!!
ボクの担任の先生は・・・山本千鶴子先生ですっ!!」


西郷
「千鶴子先生を困らせたりしないように・・・
しっかり勉強するんだぞっ!!」


やすじ
「は・・・はいっ・・!!」


西郷
「ところでお前の名前は・・・?」


やすじ
「は・・・はいっ・・!
「中島やすじ」です!!」

西郷
「やすじ、お前~・・・
相撲部入らんか・・?

今年はちよっと新入部員の入りが今ひとつ少ないんだが・・・」



やすじ
「・・・え・・・・
・・・それは・・・ちょっと・・・」


西郷
「ゴラァッ!ハッキリ言え!!ハッキリと!!」


やすじ
「ボ・・・ボクには・・・
力がないので・・・
無理でございますっっ!!」


西郷
「ったく・・・
情けねぇ~なぁ~~・・・」


しんのすけ
「あ・・せ・・・先生・・・
ボクたちそろそろ教室に行かないと・・・・」


西郷
「ようし!しんのすけ
お前~・・・相撲部入れっ!!

なぁ!?」


しんのすけ
「いっ!!??
いえ!いえ!いえ!いえ!絶対に無理です・・・!!
ぼ・・・ボクなんて、こんなに痩せっぽっちだし・・・」


西郷
しんのすけ、お前はなぁ~・・・
男だったらもっと体を鍛えなきゃダメだ!!
そんな体だと、女子にすら吹っ飛ばされてしまうぞ!!」


【キーンコーン♪カーンコーン♪】


しんのすけ
「あ!!先生!!
チャイムがなったので・・・!!

・・・教室に急ぎまーすっ!!」


やすじ
「そ・・・そうそうそうそう!
もう教室入らなきゃ遅刻しちゃう!」



西郷
「おっと!スマン!
足止め食らわせて悪かったな!!


ホレッ!!」

「バシンッ!!バシンッ!!」

しんのすけ
やすじ
「痛ったぁーーっ!!」



西郷先生は、ボクとやすじのお尻を・・
グローブみたいに大きな手で・・
おもいっきり叩いた・・・


西郷
「今日も一日頑張れよーーーーーーっ!!!

はっはっはっはっはっはっは!!!」




西郷先生は毎朝いつもこんな感じ…

元気で声がデカくて体も大きくて…

これが、ボクの担任の体育教師…



西郷虎之助先生です…



ずんぐり太った固太り

突き出たお腹に大きなお尻

強引で大雑把な性格で、怒ると本当に恐いんだけど・・・ 



ボクは
そんな西郷先生が・・・

好きになってしまうのでした・・・








※「ボクの担任の先生は体育教師」

・・・の、サンプルにて、ナイスを押して頂いた皆様に感謝致します!!

この物語は、ナイスが「12」を満たしたら続編が投稿されるようになっております



ミズノジャージのブルーVersion

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