どすこい!西郷虎之助の七転八倒!

「西郷虎之助の人生は七転び八起き」の筆者・西郷虎之助でございます、この度Yahoo!ブログからようやく移行致しました、初めての方も、これまでお馴染みだった方も含め、新境地でお楽しみ頂けたら幸いです、どうぞこれからも意地っぱりで泣きベソ坊主な「虎之助」をどうぞ宜しくお願い致します。

少年の初恋相手は住職さん

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皆さんこんにちは、褌締めるとついついガニ股になってしまう虎之助です(^^)
今回から普段の投稿とは別に、住職シリーズとして私の体験談を不定期に綴ってくようにします…
画像は文章とは関係ありません(^^;)
山中にひっそり佇むお寺の住職「龍玄」さん、身長もそんなに高くない170cm前後、体重は見た感じで85kgぐらい?に見えました
顔立ちは時代劇の俳優さんのように凛々しくて、綺麗に整った眉毛、目鼻立ちも良いが唇が少し仏頂面タイプで、そのアンバランスさに惹かれてしまい、袈裟を着ると一層魅力を引き出すのです、普段は作務衣を着て境内の掃除やお墓周辺の草刈り、お風呂を沸かす薪割り、山中に山菜摘へ行ったりします、そんな姿にずっと憧れ抱いてました、そして中学生になり思春期を迎えた頃、龍玄さんを「男」として好意を持つようになったのです

日曜日の朝6時、本堂では龍玄さんの読経が聞こえてきます、私はバケツと柄杓を持って曾祖母のお墓へ向かいます、周辺を軽く掃除してお勤めが終わるのを待っていました
本堂を開ける襖の音が「ザザー」と聞こえたので、本堂へ向かうと袈裟に身をまとった龍玄さんが、「お!西さんとこの虎坊か、おはよう!少し待ってろ、朝飯の用意するからな、一緒に食べよう」
私は狙い通りと心で笑い「う~ん…どうしよう…迷惑じゃないかなぁ…?」と一応遠慮の返事を返す

すると龍玄さんは袈裟の黒い上着のような着物を脱ぎなかもら「遠慮なんかいらんよ、朝飯ったって粥と漬物ぐらいしかない貧相なもんだ、虎坊には腹の足しにはならせんよ、モナカもやるけん上がっておいき」
と勧める、話し相手が欲しいのだろう
私は嬉しさを隠しきれずニタニタしてしまいます、そんな私の顔を見て龍玄さんも恵比寿さんのような仏笑みを浮かべながら「虎坊はわんぱく盛りなんだ、味はないけどおかわりは沢山あるけんしっかり食べていき、手をよ~く洗って隠居の居間で待っとけな」
と言いながら作務衣に着替えるため、襖を開けて奥の部屋へ行った

そして私も小走りで洗い場へ向かうのでした、龍玄さんと二人だけになれるこの一時は、心臓がドキドキして胸が締め付けられる思いになるのです、綺麗に剃髪された青い坊主頭、凛々しい顔、恰幅の良い体、ぴったりした作務衣姿、そしてほのかにお線香の香りのするその和風の紳士的な男性が私の初恋の相手でした