どすこい!西郷虎之助の七転八倒!

「西郷虎之助の人生は七転び八起き」の筆者・西郷虎之助でございます、この度Yahoo!ブログからようやく移行致しました、初めての方も、これまでお馴染みだった方も含め、新境地でお楽しみ頂けたら幸いです、どうぞこれからも意地っぱりで泣きベソ坊主な「虎之助」をどうぞ宜しくお願い致します。

三本足で生きたクモ「サンボくん」の短い一生

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皆さんおはようございます
ニンニクラーメンを食べると、朝勃ちしてしまう虎之助です(^^)

寒さも通りすぎて暖かくなり、ようやく春らしくなりましたね、学生さんは卒業式シーズンです、いいですねぇ…こういう旅立ちの季節、私にはもう味わうことが出来ない晴れ舞台です(^^;

さて…今朝は生命についてのお話です、いつか何かで紹介しようと思ってました
「三本足で生きたクモ、サンボくんの短い命」をテーマにお話します

上の写真を見ておわかりになりましたでしょうか
これは毎年夏から秋にかけて大量に出現する女郎蜘蛛です、見ての通り足がたったの三本しかありません、ですがこの三本足のサンボくん(私が勝手に命名した)は元気に生きてるんです

新聞配達をしている時に、とあるお宅へ新聞を地方新聞袋に入れていて、昨年の10月頃に発見したのですが、最初見た時は「ギョッ!」としました

足が三本しかないのに一生懸命巣を張っているのです

ほかの八本足のクモたちのようなきれいな巣ではなく、不格好でまだらな巣ですが、生きるため、自分の生活のため、子孫を残すため、三本の足を器用に使い必死で巣を作っているのです
おそらくあと足が一本無ければバランスが保てず、こうやって生きている事は出来なかったでしょう…
足が一本あるかないかで一生が決まってしまうその生命の重さを感じさせてくれた「サンボくん」との出逢いを語ります…

私自身、蜘蛛は大の苦手なのですが、その三本足のクモに、「サンボくん」と名前を付けて、その魂を感じる生き様を見守る事にしました

毎朝そのお宅に新聞を配りに行くと、サンボくんを見ては「サンボおはよ~♪今朝は獲物取れたかな~?」
とボソッと話しかけたりして親しみを感じてました

サンボの一生懸命な姿を見ると、励まされます

しかし一週間後、いつものようにサンボがいるお宅に新聞を配りに行った時、サンボがいないのです、それどころか他のクモたちもいなくなってました、おそらく家の御主人が巣を掃除してしまったのでしょう…

私はビックリしてサンボがどこかに生き延びていないか探しました

すると少し目立たない所にサンボを発見しました!
頑張ってまた不格好まだらの巣を張って生きていました…

「良かった~…サンボ心配したぞ~(´д`|||)」
私はそうサンボに呟き、ますます愛着が湧くようになりました

そして季節はますます寒くなります
それでもサンボは一生懸命生きるのです、小さな命でも生まれてきた使命を受け、子孫を残すために…

雨の日も、雷の日も、風の日も、台風の日も、雨嵐の日も、サンボは負けずに生ぬいていました

そして2ヶ月が経ち、季節は12月を迎え寒い寒い冬になりました

いつものようにサンボがいる家に配達へ行き、サンボに「おはよ~サンボ、今朝も寒いな~」と話しかけると、何か様子がおかしい…

私は「まさか…」と思いサンボを指先で触ってみると…
サンボ…?
…動かない…

そうです…
サンボはもう死んでいたのです…

寒いなか一生懸命生きてきましたが、とうとうサンボにも寿命がきたのでしょう
…小さな命に大きな生命を感じるその勇姿にも、いつかは命の終わりが訪れるのです

私は初めてでした…
大嫌いな1ぴきのクモのために大粒の涙を流してしまったのは…

もう二度と出会う事はないだろう三本足で生きた勇敢なクモ「サンボ」

私が人生で唯一愛したクモ

サンボは結局子孫を残す事は出来ませんでしたが、この先もずっとサンボの事を語り続けていきたいと思いました。

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